2020年5月30日土曜日
大学教員もYouTuber化の時代?
ML宛の間抜けなランサムウェア全文
2020年5月28日木曜日
無音が怖い症候群
2020年5月26日火曜日
手順の検討は慎重に
2020年5月25日月曜日
オンラインQAどこまで丁寧に対応すべきか問題
右端の数字が何を意味しているかというと,レポート課題に添付されたコメントの数だ.その多くが「1」となっているのは,1. 学生から課題が提出され,2. それに私がコメントを返して終了,というやり取りの結果である.平和な結果といえる.
(オレンジ色のオビは,最後にコメントを書いたのが学生側であることを示している.「ありがとうございます」というような終わり方をしているケースでは,その返答はしていないので,オレンジ色のまま放置しているが,この仕様,どれに答えないといけないのか分からなくなるという点で,ちょっといただけない?)
なぜこんなことになるのか?
どう対応すべきか?
2020年5月24日日曜日
なにコレ広告
2020年5月23日土曜日
オンライン講義のスタイルその3(音声録音方式)
音声録音方式の手順
- 事前に講義資料を用意しておく
- 資料と教科書を参照しながら,演習課題の説明を音声で収録する
- 課題の提出は演習の成果.課題提出とともに寄せられた質問には都度フィードバックする
音声録音方式のメリット・デメリット
一部で推奨されているような,スライド資料に音声を組み込む方法は諦めた.まず,作成に手間がかかるということと,視聴環境によっては再生できたりできなかったりという話をちらほら耳にするからである.それをやるくらいであれば,スライド資料を流しっぱなしの動画を作ったってほぼ同じ,ということにもなるし.まあ,それも一長一短あるので全否定するわけではないが.そのかわり,説明のなかで「資料の何ページをみてください」「教科書の何ページに記載があります」といった指示は多用するようにした.
2020年5月22日金曜日
「プログラミングのための数学」公開授業
なお,本件,あらかじめお断りしておきますが,黒川弘務検事長の賭け麻雀事件とはなんの関係もありません.悪しからず.
2020年5月21日木曜日
九蓮宝燈を聴牌する確率はどのくらいか?
(注意:実際の麻雀のルールに則って「九蓮宝燈を聴牌する確率」を計算したわけではありません)
先日,萬子牌36枚から任意の13枚を選び,並べたときに純正九蓮宝燈を聴牌する確率は,はたしてどのくらいだろうか?という話題になった.面白そうなテーマだったので考えてみたのだが,そもそも,麻雀を知らない人のために,まずは麻雀のルールから解説し,純正九蓮宝燈とは何かを説明する資料を用意した.
数値実験
数値実験をしてみる.数値実験をするために,次のようなコードを用意した.
このコードを動かしてみると,だいたい0.00011という値になる.パーセンテージにして,0.01%程度.そんなもんかな?
計算してみた
まず,パターンがいくつかあるか考えてみる.1と9は,4つの牌から3つずつ選ぶので,その選び方はchoose(4, 3) (※ R言語による表現)となる.2から8までは,4枚ずつから1つずつ選ぶので,それぞれ4.したがって,36個の牌から無作為に13個を選んだときに純正九蓮宝燈の聴牌となる選び方は,choose(4, 3) ^2 * 4^7 だけある.
そして,全てのパターンの選び方は,これはchoose(36, 13) でよい.したがって,その確率は choose(4. 3) ^2 * 4^7 / choose(36, 13) だ.
choose(4, 3) = choose(4, (4-3)) = choose(4, 1) = 4だから,けっきょく分子は4^9,分母はcoose(36, 13)ということになって,計算もそんなに難しくない.4^9・13!・23!/36! を計算してみよう.まず23!を消したいので,P = 4^9・13! / (36・35・…・24) = 4^7 / 35・34・31・29・27・5 = 2^13 / 35・17・31・29・27・5 = 8192 / 72212175 = 0.000113...
そんなもんでした\(^o^)/
2020年5月20日水曜日
T先生との対話(オンラインで学生の顔出しさせるべきか問題)
ブックカバーチャレンジ・第2週
第2週めをまとめます.
第8日
あれれ?本の紹介は終わったはずじゃあ…… ルール無視,天邪鬼が本領発揮というところでしょうか.気が変わったので今日もやります.
故・阿佐田哲也の「Aクラス麻雀」です.今読み返すと,むむ?そう?と思うところも無きにしもあらずですが,青春時代のバイブルでございました(そんな学生時代を送っていた人物がいまや学生に対して「ゲームに耽溺して時間を無為にすごすなよー」とか言っているんだから臍で茶が沸くとはまさにこのことか)
阿佐田哲也といえば「麻雀放浪記」も傑作です.坊や哲,ドサ健,チン六,出目徳…… 個性的なキャラクターに痺れますな.これももう,何度読み返したことか.
明日はハードボイルド小説のお話でもしますかね(7日じゃ,足りません)
第9日
しつこく本の紹介です.飽きるまでやるよ.
というわけで昨日の予告通り,今日はハードボイルドからの1冊です.原りょう(←漢字が出ない)か藤原伊織か悩みましたが,世紀の寡作作家,原りょうのデビュー作を紹介します.「そして夜は甦る」.次作の「私が殺した少女」のほうが有名かな?私立探偵沢崎が活躍するハードボイルドの世界.チャンドラーとか好きな人だったらぜったいハマるはず.和製ハードボイルドとバカにすることなかれ.調べたら2年ほど前に久しぶりに新作が出てました.読まねば.
藤原伊織も根強いファンが多い作家ですよね.「テロリストのパラソル」は読んだことがある人もいるのでは?「てのひらの闇」もヨイ.たいへん残念なことに十数年前に亡くなってしまいました.もっと読みたかった.遺作となった作品は途中で話が終わってしまってなんだかモヤモヤした記憶があったんだけど,いま,ググって調べてみたら,そうでもないみたい.なんか私,勘違いしてるかなあ.
ハードボイルド成分がだんだん薄れてくるけど,東直己もヨイ.「探偵はBARにいる」シリーズは,映画化されたほどのメジャー作品,ススキノ探偵シリーズ,面白いよね.
明日は,再び海外の翻訳モノから.SFのオススメ本を思い出したので……(もはや古典ですが,10年ほど前に新訳が出て,読み返した本です.さあ,何でしょうか?)
第10日
新訳版が10年ほど前に出た古典的名著というのは,ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」でした \(^o^)/
このお話は,SFでもあり青春小説でもあり,とにかく爽快な読後感をはっきりと記憶しています.読んだあと幸せな気持ちになることは保証します.オススメ.
本書に出てくる重要なキャラクターである猫のピート,東京FMでこの春までやっていた「ピートのふしぎなガレージ」(しばらく聴かないでいたら,終わっちゃったのね.残念)のタイトルは,本作品へのオマージュなんですよ.あのラジオ番組も,タイムマシンで過去へ戻ってどうこう,という設定でした.先日,タイムリープものが云々という話をしていて,ああそういえば「夏への扉」も紹介しておかねばなあと思った次第です.
明日は,そうですね,今まで取り上げてこなかったジャンルで,ジュブナイルから!(何だと思いますか?)
第11日
ジュブナイルからのオススメは,角野栄子の「魔女の宅急便」でした( Mitzyuki Imaizumi さん,大正解!)
ジュブナイルなのか?っていう疑義が出ましたが,まあ,ジュブナイルということにしといてください.古典的名作と思ってましたが,初版は1985年なんですね.まあ,35年前なら十分に古典といってもいいかな?
このシリーズ,全6巻あって,実はジブリのアニメ映画になったのは最初の部分だけです.そして,後半が面白い.キキが大人になって,結婚して(誰と?そりゃ,あの人ですよ),子供も産まれて,と,物語は進んでいきます.人生の酸いも甘いも噛み分けた大人が読み返すと,いや,大人にこそ読んでほしい.楽しめますよ.
いつもなら魔法使い繋がりで関連書籍を紹介するところですが,いま思い出しちゃったファンタジー本は,ここでしれっと紹介するにはもったいないので,明日,稿を改めて紹介します.翻訳モノですが,たいへん面白い.さあ,わかるかな?
第12日
もう何日目かわからなくなった本の紹介シリーズ,本日は海外のファンタジー本を紹介します.
ITギョーカイ人が楽しめるファンタジーとは,シャンナ・スウェンドソンの「ニューヨークの魔法使い ㈱魔法製作所」およびこのニューヨークの魔法使いシリーズです.この本,本当に楽しい.
「BOOK」データベースの紹介文には「おしゃれでキュートなファンタジー,魔法版『ブリジット・ジョーンズの日記』」とあります.「ブリジット・ジョーンズの日記」も面白い話ですが,ああいうのが好きなヒトにはもう絶対にオススメ.
ええとしこいたオッサンがラブコメの紹介と嗤うなかれ.読後,幸せな気分になれる本です.シリーズ物なので,しばらく楽しめますよ.
明日は,ちょっと変わったタレント本を紹介します.タレント本?うーん,まあ,マイナーだけど,著者はいちおう芸能人,なんでしょうねえ.
第13日
タレント本と呼んでいいのか微妙なところではありますが,芸人の書いた本で皆さんにオススメしたいのは,サンキュータツオの「ヘンな論文」です.続編の「もっとヘンな論文」も合わせてどうぞ.
このサンキュータツオという芸人,TVであまり見ないのが残念ではありますが,早稲田大学で博士後期課程まで学んだ(学位はとってないのかな)という超高学歴タレントです.まあ,身近にも学位持ってるパントマイマーひとりいるけど.
タレント本といえば最近読んだなかでは南キャンの山里の「天才はあきらめた」はわりと面白かった.オードリー若林のも面白かったけど,山ちゃんのほうがよく書けてた.
さて,明日は超マイナーな小説です.コンゲームものです.たぶん誰も知らないかも?でも私は大好きで,これまで何度となく読み返しています.3編の小説が収録されていて,そのうちのひとつは映画化されてるから,ひょっとしたら知ってるひと,いるかな?
第14日
さて,コンゲームものといえば,谷俊彦の「東京都大学の人びと」です.とうきょうとだいがく,ではありません.ひがしきょうとだいがくのひとびと,です.
東京都大学の人びと,駱駝市役所の人びと,木村家の人びとの3編が収録されています.木村家の人びとは映画化もされました.いわゆるコンゲームものですが,みみっちいコンゲームなのが素晴らしい.とっても面白いお話で,オススメです.
東京都大学の人びとは,鬼教員と不良学生のカンニング戦争が描かれます.カンニングを題材にした映画,Amazonに出てる書影のオビには「That'sカンニング!」という映画(達也主演だって!当時はまだTOKIOに達也が!ってのはまた違う話 ^^;)が出ていますが,有名どころでは仏映画の「ザ・カンニング[IQ=0]」(1980年)でしょうねえ.これ,私まだ小学生でしたが,父に連れられて映画館で観た憶えがあります.教育上よろしくないと思う.どんな父親や.
まあ,カンニングって数年前…… というかあれ2011年だったのか,月日が経つのは早いなあ,の京大入試知恵袋事件みたいに事実は小説よりも奇なりを地でいく事件があったりして,いろいろ面白いもんですな(などと大学教員がしみじみしていてはイケマセンね)
2020年5月19日火曜日
ペンタブ,やっぱり便利
2020年5月18日月曜日
簡易SNSを作ってみよう(16)
学生も教員も混乱中?
2020年5月17日日曜日
オンライン講義のスタイルその2(動画投稿方式)
動画配信方式の手順
- 事前に講義動画を収録しておく
- 1週間前にそれを配信し,1週間のうちに課題を提出させる
- 現状はリアルタイム講義をやっていないので,寄せられた質問には都度フィードバックする
動画配信方式のメリット・デメリット
動画を提供するので,通信量的な問題があるという点もデメリットだろうか.ただ,これについては「そのぶんヘンなYouTuberの動画みるの少しは我慢しろよ」とも言いたくなる.幸いにして私のいる学部は情報系でBYODに対応するようにと学生に指示しているので,ギガ不足のような問題はほぼ発生しなかった(「ごめんなさい自分の使い方が悪いんですぅ」と反省の弁を述べつつ改善を誓った学生が1人だけいたらしい).
その他の工夫
2020年5月15日金曜日
オンライン講義のスタイルその1(ラジオ方式)
ラジオ番組方式
- 事前に翌週の資料をLMSで提示し「教科書の対応箇所を読みながら紐解け」と指示する
- それに対して,わからないところ,深く理解したいところなどを簡単なテキスト形式のレポートとして提出させる
- 講義実施の前日に,それらに対して簡単な返答を書く
- 実際のオンライン講義では「質問が多かったところを重点的に」説明する
オンライン講義実施時の注意事項
メリットとデメリット
ブックカバーチャレンジ・第1週
誤解されてる人もいるみたいなので冒頭で明記しておくと,本の紹介,それ自体を否定しているわけじゃないの.チェーンメール的な情報伝播の方法に苦言を呈しているだけであってね(まあ,それを読み取れない皆さんが私の主張を勘違いして批判されてるので,そういうのは放っておく).
というわけで,本の紹介をひたすらしている昨今,ここにもまとめておくことにします.まずは第1週,どうだったか.
第1日
7日間自分の本を宣伝していいっていうチャレンジが回ってきたよ!ぜひお買い求めください.飯尾淳,「情報を集める技術・伝える技術」
おっと,私の自著,7冊もなかった orz
※ このときは,まさかずっと続けるとは思っていなかったのですが……
第2日
一部のかたの心証を害したお詫び,というわけでもありませんが,何名かの方から,チェーンメール的拡散はともかくとしてお前のオススメ本は何なんだ?とのリクエストを受けましたので,しょうがないなー,じゃあ2冊めを……(1冊めは既に紹介した自著ということで)
何がいいかなーと少し悩んで選んだ本はコレ.アンドリューハントの「達人プログラマー」です.ITギョーカイに従事する者は必読の書かと.私は,技術書を読んでいてフムフムと感心したところに付箋を付けながら読む癖があるんですが,読後,付箋だらけになった本のひとつです.残念ながらいま手元にありません.
明日は筒井康隆から1冊を.さあ,何でしょうw
第3日
さて,筒井康隆からの1冊は「文学部唯野教授」です!中野先生のコメント,大当たりでした
\(^o^)/
筒井康隆ご本人にとってはこんな読まれ方をするのは本意ではないでしょうが,なかで唯野教授に語らせている文学論の部分はぜんぶスキップしちゃっても問題ありません.それよりも大学内部のドタバタが面白い.マジかよ…… と荒唐無稽に思える描写が,意外と大学のなかではフツーにあったりする,あっ,何をするくぁwせdrftgyふじこlp
ついでなので,大学での仕事,ちゃんとしたことを知りたい方には,今野浩先生の工学部ヒラノ教授シリーズとか,最近は錯視でずいぶん有名になられた杉原厚吉先生の「大学教授という仕事」あたりをオススメします.
明日は海外の作品を紹介します.これはさすがに分からないデショ.
第4日
さあ,7冊の本を紹介するアレ,本日は海外作品からです.Daniel Keyesの,Flowers for Algernon.日本語訳版のタイトルは「アルジャーノンに花束を」ですね.
叙述トリック?っていうんでしょうか,ミステリーじゃないので,トリックっていわないか.まあ,小説,という形態を最大限に活用した傑作ですね.日本語訳でもうまいこと翻訳していて感心させられます.同様のアイデアによる作品はいくつかありますが,先般紹介した筒井作品にも似たようなアイデアによる「残像に口紅を」がありますね.筒井作品ではそれ以外にも「虚人たち」や「虚航船団」みたいな実験小説が大好きなんだけれども,そういうのは読み手を選ぶかもしれません.
ペーパーバックといえば他にもMichael ClaytonとかPKDとか,そのへんの有名どころは比較的読みやすいので英語の勉強にもなるし良いですね.同じマイケルでも,いちどMichael F. Mooreに手を出したらスラングばっかりで読めなかった orz
/(^o^)\
さらに話が脱線して叙述トリックの代表作といえば乾くるみの「イニシエーション・ラブ」を紹介したい.こちら,映像化不可能と言われていたのに数年前に映画化されました.いったいどうやって?と興味津々で映画館に足を運んだのを憶えています.ネタバレになるので詳しくは書きませんが,感心させられました.最後の5分間に流されたネタバラシは不要だと思ったけど,商業映画の悲哀とでも言いましょうか,「分からない人向け解説」ってのも付けてあげないといかんのでしょうなあ.「イニシエーション・ラブ」に限らず,乾くるみ作品は,いろいろと仕掛けがしてある作品が多く,往年の筒井康隆に迫る面白さ(そういうの好きな人向け)があるのでオススメです.
えー,7冊といいつつ勝手に何冊も何冊も紹介しているこのシリーズ,明日は再びコンピュータ書籍に戻ります.ガチンコです(なーんだ?)
第5日
さて7日間にわたり本を紹介するアレ,今日,何日目だっけ?5日めか.今日を入れてあと3回ですね.昨日,「明日はまたコンピュータ書籍です」と宣言してました.というわけでコレ.オライリーの「UNIXパワーツール」
\(^o^)/
宣伝文句から引用します.「UnixユーザによるUnixユーザのための技と知識の集大成と呼ぶにふさわしい1冊」だそうですよ.WindowsもとうとうWSLなんて仕組みを組み込んできたし,あとはドライブレターなんていう概念を捨ててちゃんとマウントさせるようにして,パスの区切りも正しい方向に直して…… 本の紹介から脱線するのでこのへんでやめときます.
Unix布教本としては他にも「Unixという考え方―その設計思想と哲学」「UNIXの1/4世紀」あたりに感銘を受けました.前者は文句なくオススメ.後者は面白いけどちょっと読みにくい.リーナスの「それがぼくには楽しかったから 全世界を巻き込んだリナックス革命の真実」も面白かった.これら,いずれも2000年前後くらいの本ですね.あのころ,私もまだ若くて,感情移入が激しかったかも.最近この手の本出てないですかね?出てたら知りたい.教えてください.
本書の紹介に戻ります.この本,なにがすごいって1,400ページです.もう鈍器.十分,武器になります.同類の書籍としては,すぽっすぽっ先生※の「ストラウストラップのプログラミング入門」とか「プログラミング言語C++ 第4版」とかも.いずれも千ページ越えてて,もう,頭大丈夫?としか.私が2012年に出したCの本も500ページ越えててずいぶん分厚くなっちゃったなあ,と反省したものですが,もう,あちらのかたは「厚けりゃ厚いほど( ・∀・)イイ!!」と考えてるとしか思えん.せめて上下巻,上中下巻にせえよw
と,いうわけで,次回は文庫版全6巻のアレです(このヒントでたぶんわかる人にはわかるはず).満を持しての登場ですよ.
※ 「すぽっすぽっ」については「びゃーね・すぽっすぽっ」で調べてみてください
第6日
はい,本の紹介チャレンジ,第6日めは「深夜特急」です.推薦文は…… 紹介するbookコラムを読んでください(手抜きィ)
遅いデビューというか,仕事で東南アジアをウロウロするようになってアジアの面白さに気付いたので,学生時代にバックパック担いで,ってなわけにいかなかったのがたいへん残念.そして今となっては自宅で蟄居生活,もう,だいぶ我慢が限界に来てるよ?
かのコラムでは,下川裕治の貧乏旅行本なんかも紹介しています.そういや冒険譚といえば早稲田大学探検部出身の,高野秀行による冒険本もかなり脱力系なのでオススメです.「ワセダ三畳青春記」とか「腰痛探検家」とか(それって世界を股にかける冒険本じゃないじゃん!比較的本格派なものとしては「幻獣ムベンベを追え」とか「アヘン王国潜入記」とか,そんな探検モノもあるので,そういうのがお好きなかたはそっちをどうぞ).
そういえばワセダで思い出した.最近は読んでないけど「東京物語」を読んで奥田英朗にハマった時期がありました.田舎から東京に出てきて東京でもがく若者を描くところに,つい,自分を重ねてしまうんですよねえ.奥田英朗も「最悪」だの「邪悪」だの,重〜い本もヨイですけど,伊良部シリーズとか,平成の家庭シリーズとか,「噂の女」とか,軽い作品も楽しい.感動したければ「サウスバウンド」が良いですよ.
最終回は漫画から.かなりの変化球を予定しているので,これ当てたら凄い.
第7日
はい,7日間本を紹介するシリーズ,最終日の本日は漫画から「地底人の逆襲」です.ほぼ,ビーンボール.
漫画も素晴らしいものがたくさんあるので迷いました.が,やっぱりいしいひさいちは天才やと思う.がんばれタブチくん,おじゃまんが山田くんなど,素晴らしいシリーズは他にもありますが,あえての「地底人対最低人」を紹介したい.
なおこの投稿には,現在の社会に巣食う最低人たちをなんとかしたいなどという社会的・政治的メッセージは全く込められておりません.誤解なきよう.
これでオシマイです.(→続きもあるよ)