2020年5月30日土曜日

大学教員もYouTuber化の時代?

昨年から「プログラミングのための数学」という1年生向けの数学を担当しており,新型コロナウイルス禍によるオンライン講義化のなか,この科目は非同期型の動画配信型で対応してみることにしていた.せこせこと空き時間を見つけては動画を収録して毎週の配信に備えている.

現時点で既に第5回までは配信し,いま準備できているのは9回(9コマ)分なので,あと5回分作れば今期の数学のコンテンツは撮影終了予定(本学は100分x14コマなので)である.動画配信型の講義準備は,実はけっこうたいへんで,音声収録型や双方向ライブなど動画収録型ではないタイプと比べると準備に時間がかかる.まあ,この科目にはいろいろ思い入れがあるので,しんどいけどやってて楽しい.とても楽しい.

さて,動画の内容だが,自分で気に入っているポイントは,Keynoteの資料を提示するばかりではないところ.ときにはRstudioを使い関数のグラフを描いたり数値データを取り扱ってみたり,あるいはNumbersやMS-Excelを使い数値計算してみたり.またあるときには,OneNoteやZoomのホワイトボードを使って落書きをし(けっこうな頻度で落書き画面は登場する.ペンタブ導入して本当によかった!),場合によっては端末で操作する画面を見せて,簡単なプログラミングも披露する.私のバストショットでやさしく語りかけることは滅多にないが,最初と最後の挨拶くらいは,私の顔が大きく出るのを許してもらいたい.

大学で使っているLMSに大きな動画を置いてはならじというのでYouTubeから配信するようにしていて,それはそれでいろいろと面白い(アクセス状況など簡単な分析機能が提供されている).受講生のなかには日本語がまだ得意ではない留学生もいるのだが,YouTubeだと自動で字幕を出せる点も,教育効果がありそう.まあ,精度はまだまだのようだが,多少の役にはたつだろう.図はYouTubeの管理画面が示している再生リストのスクリーンショット.もはや私がYouTuberになるのも時間の問題か?

0 件のコメント:

コメントを投稿