下に掲載した写真は,文学部教員時代の研究室に貼ってあったフローチャートである.
多摩キャンパス3号館の建物は古く,学生運動の余韻さめやらぬなかで建設されたもののため,研究室の扉は鉄でできており窓がない.したがって「とくに女子学生を指導するときにセクハラ等の冤罪に巻き込まれぬよう,部屋に居るときはドアを半開きにしておいたほうがよい」と赴任時に指導された.なので,在室時にはドアが半開きにしているという習慣にしていたのだ.幸いにして?扉の立て付けが悪く,勢いよく閉めないときちんと閉まらないというドアだったため,この運用はとてもうまくいっていた.
ところで,このフローチャート,大きな瑕疵があることにお気づきであろうか?
そう,ドアが半開きで中から反応がない場合,延々とノックを繰り返さないと終われないのである.少し待つ,という処理を加え,さらに,何回か繰り返して反応がなかったら,出直すというパスを用意する必要があるだろう.
今はこの張り紙もなくなってしまった.たぶんまだこの部屋は空き室になっているはずだが,次にここに入る先生には,アップデートしたフローチャートを貼っておくように,アドバイスしたいところである.
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