8ヶ月弱のタイ生活も,とうとう終わり.5月30日でビザが切れるので,バンコクを離れることになった.長かったようで,あっというまの滞在だった.振り返ってみると,研究の成果もそこそこ達成できたが,それはそれとしても,タイの日常生活に馴染めた点がとても実りある成果だった.
そんななかで,やり残したことがいくつかある.ここでそれらを,挙げておこう.
まず,コンピュータでタイ語を扱うにはタイ語入力のIME(入力ソフトウェア)が本来は不可欠だが,それを使いこなすところまではいかなかった.というよりも,そもそもタイ語IMEをインストールして利用しなかった.
その理由は,すでに日本語と韓国語のIMEを利用していて,さらに他言語のIMEを入れるとややこしくて日常の仕事に差し支えそうだと考えたからである.東南アジア方面の仕事に従事している知人の某氏によれば「10カ国語のIMEを入れているけれど面倒なことはないよ」ということだが,慣れの問題もあろう.
ではどうしていたかというと,コピペを活用したり,Google翻訳を利用したりしていた.Google翻訳でタイ語を指定すると,ローマ字で適切な読みを入力すればタイ語の変換候補を出してくれる.それを利用して入力した(写真).このくらいであれば気軽に利用でき,使いやすい.
もう一つ,経験しておいたほうがよかったなというのは,QRコード決済である.タイでも日常的にQRコード決済が利用されていて,学食はおろか,屋台,街角の物売りですら対応しているくらいに日常生活に浸透している.基本的には銀行口座が必要で,せっかく銀行口座を開いたのだから,使いこなせるようになってもよかった.
もっとも,使わないで事足りたから,別に構わないかなという考えもある.日本では,少額決済はSuicaを,高額なそれはクレジットカード決済を多用していて,キャッシュレス対応においてQRコード決済の必要性をとくには感じていなかったので,なんとかPayという決済方法は,一切,使っていなかった.一方,中国ではほぼQRコード決済が標準になっているため,武漢に出張したときはアリペイを利用した.まあ,それでいいか.
銀行アプリをちゃんと利用できなかったのも少し心残りである.やはり,ちゃんとした電話番号を用意して,タイのIT事情に完全に対応しておくべきだったかも.次回またタイに長期滞在する機会があれば,電話もタイの電話番号を用意するようにしよう.
保険には結局最後まで入らなかった.たいした病気も怪我もしなかったので,問題なかったが,これはラッキーだったとしか言いようがない.ちょっと風邪をこじらせた時期はあったが,気合いで直してしまった.病院に厄介にならなかったのは運がよかった.本格的に移住するならば,このあたりもきちんと整備すべきだろう.
まあ,いろいろとやり残したこともあったが,たいへん有意義な滞在であったことは間違いない.帰路,なぜか,直行便なら6時間強で戻れるところ,航空会社都合で便が変更になりシドニー経由で20時間以上かけて帰ってくるという不思議な帰り方をしてたいへん疲弊したが,まあ,それも一興,いい思い出になった.







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