先週末,日本でも衆議院議員選挙が行われていたが,たまたま同じ日に,タイでも下院議員の選挙が行われた.私は外国人であるから選挙権は当然ない.そもそもタイの政治自体がよくわからないので,完全に傍観者として状況を伺っていたのみである.しかしながら,いろいろと日本と違って面白い風景も垣間見られたので,その様子をレポートしよう.
まず,選挙が近づくと,街角のあちこちに選挙ポスター,立て看が出現する.日本のように選挙ポスターの掲示場所が決められていて,そこに並べて貼るというスタイルではない.ルールがどうなっているか知らないが,大通りの道端にニョキニョキと立て看が並ぶ.交通量の多いバイパス沿いは,これでもか!というくらいの立て看で埋め尽くされていた(写真).
選挙ポスター自体は,にこやかに間抜け顔で微笑みかける候補者と,数字が大きく書いてある.あの数字はいったい何だろう.そして,ポスターの胡散臭さは国境を超えて共通するようだ.たまに目鼻に画鋲が刺さっているものも見た.選挙ポスターにいたずらするやつはどこにでも居る.気持ちは分からないでもないが,ダメだよ.
ところで,面白かったのは,投票所である.日本だと,小学校や公民館が投票所になることが多いだろう.基本,屋内だよね?ところがここタイでは,道端に投票所が出現したりするのである.
2月8日,選挙当日は日曜日で,その日,我々は日本から海外研修に来ていた学生たちと一緒に,バスで郊外に遠足に出かける予定になっていた.車窓からぼーっと外を見ていたら,市内のあちこちでテントが建てられている.テントといってもキャンプ用のそれではなくて,運動会などでよく使われるアレである.
バスガイドに聞いてみると,それがまさに投票所だというのだ.郊外に出ると,駐車場のようなところに投票所が設置されているところもあった.郊外だと皆,車で投票所までやってきて投票するのだろう.
この写真は,カンチャナブリーのクワイ川鉄橋駅の近く,というかクワイ川鉄橋の袂に設置されていた投票所である.オープンエアな投票所.いかにもタイらしい.マイペンライ.
また,タイではときどき完全禁酒期間が設けられることがある.今回も,「選挙前だから」という理由で,前日7日の18時から選挙当日の18時まで,アルコール販売とレストランでのアルコールの提供が完全に禁止されていた.なので,前日の夜には日本から来ていた学生たちとムーガタを食べに行ったのだが,ソフトドリンクのみで楽しむしかなかった.
隣のテーブルにはビール瓶が出ていたので,「出てるじゃん」と店員にツッコんだら,「あれは18時前に注文したもの」だって.ちくしょう,もっと早くに来ればよかった.
まあ,選挙当日のお昼,タム・クラセー駅近くのレストランで昼食をいただいたのだが,そこではビールを売っていたようだった.飲まなかったけど.ど田舎だから?観光地だからかも.観光客に選挙は関係ないもんね.











