2021年4月12日月曜日

IT業界,温故知新(3)

Take IT Easy記事を振り返るシリーズの第3回.前回まではこちらをどうぞ.

配線を考えよう(1999年7月20日)

IT機器が増えてゴチャゴチャしてきたので無線での接続を導入してみては?というお話.

いやはや技術の進化を感じるなあ.いまや無線LANなんて当たり前.Wifiという言葉すらこの記事には出てきていないが,Wifiルータ,数千円から1万円前後で買い求めることができる.値段は1/10に下がった.ビバ技術革新!

いまや画面をプロジェクタに映すのすら無線で飛ばせる時代になっている.あとは電源ケーブルだが,さすがに電力は如何ともし難いか(マイクロ波で電力送信という技術はあるやに聞いているが,家でそれやったら大事故になりそう).

あなたのPC、使いにくくありませんか(1999年8月31日)

真にパーソナルなPC論をセキュリティとユーザビリティ(使いやすさ)の観点から論じている.この頃から,全く進化していないのがパスワード認証の問題だ.進化していないどころか,サービスの数が膨大に増えて,ますます混迷の度合いは高まっている.

パスワードマネージャ頼りにしていると,端末を変えたりブラウザのソフトを変えたりするときに困ったことになる.1年に1回だけ,でも毎年必ずアクセスするようなサービス(年会費関係など)もあり,はてさてパスワードはなんだったかいなと四苦八苦する経験は皆さんお持ちだろう.パスワードはクラウドに保管しておくのもなんだかなあというものだし,困った問題である.

SNSのサービスなどによるSSOが多少は救いとなっているが,それでも各サービスのアカウントを複数持っていたりすると混乱の元になる.個人的にはFIDOに期待しているが,なかなか普及が進まないなあ.

無敵のファイアウォール(1999年10月5日)

本記事については「昔の工作を振り返る」で論じたので割愛,そちらを参照してほしい.

超小型LinuxBoxを探せ(1999年11月9日)

これに関していえば,Raspberry Pi が(業界では)これほどまでに流行っている現状を,予言していたといっても過言ではないのではなかろうか.「Raspberry Pi ってのが流行って,お小遣い程度の金額で簡単に手に入るようになるよ」と,タイムマシーンに乗って20年前の自分に教えてあげたい気分だ.

μCLinuxなんていうオモチャを個人輸入で購入して遊んでいたこともあった.最近,ちょっとこのテのガジェットから離れているのはよくないな.まさに温故知新,時間をとって,遊んでみるようにしよう.

第4回に続く.

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