「春から〇〇大学!」と意気揚々と新生活への期待で胸を膨らませていたはいいものの,なんと遠隔講義でキャンパスは入構禁止,友達も作れない…… そんな大学の新入生たちが不憫でならない(大学教員として,他人事みたいな言い方ですみません.これでも,都内の大学でありながら後期は少しでも対面授業を実現させるべく,現在,奮闘中なのです).
話題になっているらしいツイート,この気持ち,とても良くわかる.
大学生は、いつまで我慢をすればいいのでしょうか。
— maki (@D6Hy1q0FQJuxtPO) July 17, 2020
#大学生の日常も大事だ pic.twitter.com/pxGW49nKdO
我が家にもこの春から高校に進学して高1生となった子がいるが,高校もしばらく前から登校を開始して,高校生活をエンジョイしているようだ.新しい友だちもできたかな?このツイートで指摘されているように,大学生だけが,なぜ,困難を強いられなければならないのだろうか(もちろん,マンモス大学としての問題もあるし,「感染させた = 悪」という偏見とどう闘うかという問題もあるし,いろいろと解決しなければならないことがあるのは百も承知.話題が散逸するのを防ぐため,本稿では,抜本的な解決策の検討については,とりあえず,横に置いておく).
男子学生「知らない相手にSNSでどこまで自分を出していいか分からない」。分かる。 pic.twitter.com/9RUG0tuKBg
— これでも大学職員 (@koredemo) July 18, 2020
新聞でもこんな報道があったらしい.「大学通えず 新入生孤立」「『友達0人』35%」 なんともショッキングなキーワードが踊っている.この状況,大学の上層部はどう見てるのか.もう片っ端から直撃インタビューでもやって確かめてみたい気分(しないけど).
というわけで,手を拱いているだけでも仕方がないので,ウチでどのような取り組みをしたか紹介したい.少しでも友達作りに寄与できていたらと願うばかりである.
詳しくは毎日新聞の記事を参照いただきたい.一部を引用する.
国際情報学部(iTL)では,学生主催による新入生との交流イベント「iTL(国際情報学部)新入生オンライン交流会」を5月2日から6月20日までに計4回開催している.同学部の「国際交流サークル」が運営主体となり,自発的に始まった活動だが,学部も後援し,これまで延べ60人以上の新入生が参加している.交流会では,まずは簡単なゲームで新入生の緊張を和らげた後,5,6名のグループに分かれて,在学生が各グループをコーディネートしながら新入生同士の交流をはかる時間や,在学生への質問など,新入生がこれからの学生生活を送る上での疑問や不安を解消しつつ,通学後のイメージをつかめるようなプログラムを用意している.交流会に参加した新入生の多くは「次回も参加したい」との声を寄せており,高い満足度がうかがえる結果となっている.
私も少しだけ参加した.もっとも,開始してすぐグループに分かれてしまったので,簡単な挨拶だけして,すぐに退散したが……(学生同士のほうが交流しやすかろうという配慮).
ともあれ,1年生のフォローは,これ,喫緊の課題であろう.後期も遠隔でということを決めた大学も多いのではないか(ウチも原則はそうなるらしい).1年生だけは,少し,手厚めにフォローしてあげることが大切だろう.
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