2021年11月16日火曜日

コーディネータの役割

モンクット王工科大学ラートクラバン校(KMITL)と中央大学国際情報学部(Chuo iTL)のオンライン国際交流授業,3回目の最終回が昨日,終了した.1回目,2回目と異なり,3回目は少し大学生らしい交流をしようということで,単におしゃべりをするだけではなく,グループ・ディスカッションを行い,簡単なプレゼンテーションを作成することという課題を与えた.

幸い,目論見はわりとうまくいった.2グループ(タイと日本それぞれ5名ずつ程度のグループ二つ)に分けて行われたグループディスカッションでは意義深い議論が行われ,最終のプレゼンテーションではタイ側からのプレゼンテーションと日本側からのプレゼンテーションという,相談したわけではないがバランスのよい結果で終了した.

学生の反応をみていても,異文化交流の入り口を示すという点では効果的な試みだったように思う(自画自賛).これからどう発展させていくべきかが今後の課題だろう.

ところで,本件に関して,やはりセレンディピティを得るという意味で現地に行かないと得られないものがあるだろうとの指摘をした.それに対して,現地滞在経験がある人やツーリストが刺激を与えるであろうというコメントをいただいた.

我々が推進している「にこP」…… 日(に)本語を話さない人たちとコ(こ)ミュニケーションしようプ(P)ロジェクトでは,各学校ペアにそれぞれコーディネータが一人,付いている.今回,我々のチームに協力してくださっているコーディネータが,日本の文化をタイに紹介するショートムービーを作ってくださった.写真はその動画を皆で鑑賞している状況である.日本の四季をタイに紹介することができ,話題のきっかけの一つになったのではなかろうか.このような試みも,ベストプラクティスとして蓄積していくべきであろう.

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