学生からのフィードバックに目を通していると,「オンライン講義はよい」という好意的な意見を目にする.もっとも,対面に戻してほしいという意見も多く,客観的にみると,どちらの意見もある,というところか.実際にどうあるべきかはまだまだ議論が続くところであろう.
さて,オンラインがよいという理由としては何度も繰り返して視聴できるとか,自分のペースで学習できるとか,通学の手間がかからないとか,いろいろと挙げられている.学生の意見を尊重することは大切だが,教員が,親身になって,自分が当事者だったらと考えることが大切だ.人間中心設計の考え方でもある.
我々も「会議がオンラインになって嬉しいな」という声をよく聞くし私もそう思うが,その理由は,実際のところ,何だろう?
こんな例があった
何度か報告しているように,オンラインで日本と海外の高校を結び,高校生に異文化交流をさせるプロジェクトを実施している.この日,朝から千葉と台湾を結んで交流するセッションが予定されていた.
私はオブザーバーというかコーディネータの立場で,毎回,参加している.終了後に会議室でのミーティングが予定されていたため,早起きして大学に行き,研究室から接続してモニタするつもりであった.
ところが,うっかりして少し寝坊してしまった.今から出勤していたのでは,どうも間に合いそうにない.そこで,モバイルで参加,ビデオオフで参加することを詫び,通勤しながら音声だけで参加するということで急場をしのいだ.何かあったらチャットで参加,という段取りである.
オンライン万歳!
(「寝坊するな」「きちんと生活管理せよ」というご叱責についてはもう私の不徳の致すところであり,ご批判は甘んじてお受けします)
0 件のコメント:
コメントを投稿