2020年12月15日火曜日

ビデオ発表を倍速で作るのはアリかナシか

ある先生が,ご自身が提供しているオンデマンド教材に関して「学生に『倍速で聴いて良いか?』と尋ねられた」とコメントされていた.それに対して「PodCastは1.5倍速で楽しんでいるし,まあ,ある程度は良いんじゃないか」と私は答えた.

YouTubeだと2.0倍まで指定できる.さすがに2.0倍にすると,やや忙しない.喋る人のもともとの喋り方にもよるだろうが,倍速にすると聴き漏らすこともありそうだ.1.5倍,ちょっと頑張って1.75倍くらいが限度かなという気もする(かの先生が学生に尋ねてみたところ,1.25倍が一番人気だったとのこと).

倍速ビデオは許されるか?

ところでこの話題で議論していてふと気付いたことがある.それは,時間制限の与えられたビデオ発表を,倍速で作成したらマズいか?というものである.

ある学会がオンライン形式で開催された.発表はあらかじめ作成したビデオで行えというものであった.その学会の指示には,ビデオは15分以内で作成すること,とある.我々はたくさん伝えたいことがあった.時間を気にせず,素でビデオを作ったら,20分を越えてしまった.これはイカン,というわけで,編集を繰り返し,なんとか15分に収めることができた.

しかし,ビデオの編集について「どこを削る?」「ここはいらんだろ」などと共著者同士で喧々諤々の議論をしていたときには思いつきもしなかったが,早回しビデオにしてしまえば,この問題は簡単に解決したのではなかろうか.さて,これは,許される行為なのかどうか.よく分からないがビデオ発表ならではの観点ではある.今後,こんなことの是非に関する議論も進んでいくのだろうか.

「踊ってみた」のイラストだそうだ.いらすとやには何でもある.

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