2026年5月27日水曜日

動物たちがいる暮らし(お気楽クルンテープ通信 No. 75)

東京の我が家には猫がいる.しばらく離れて暮らしているので,猫アタマの彼は,私のことなど,もう,忘れてしまったかもしれない.それはそれとして,タイの田舎は動物を見かける機会も多く,人間も動物の仲間なんだなあと感じさせられる.

まず,リスたちだ.電柱や木をよじ登ってチョロチョロと走り回っている.この間はビルの壁を器用に登っていて感心した.電柱を登ってどうなるかというと,そのまま電線の上を上手に渡って,次の電柱まで颯爽と進む.見ていて飽きない.

地面に目を向けると,またすばしこく走るトカゲの姿に出会うことがある.30センチくらいのトカゲで,ずいぶん大きなトカゲだなあと思っていたが,あれはひょっとしてミズオオトカゲの子供だったのだろうか.

ミズオオトカゲはルンピニー公園に山ほどいて,トカゲ島が聖地になっていることはすでに記した.さらに,彼らを市内の水路でも見かけることがある.ラカバンでもフワタケー・オールドマーケットで見かけて大コーフンしたばかり.

ところで,リスやトカゲは東京では目にすることはほぼない.せいぜい,地下鉄を待っていると線路脇をドブネズミが駆け抜けるくらいだろうか.

以前,夜遅くに渋谷の街はずれを歩いていたら,目の前を5〜60センチ程度の白い動物が素早く横切っていき,とても驚いたことがある.あれはおそらくハクビシンだったに違いない.東京でもごく稀に,山の動物たちが里に降りてくることもあるし,住宅街にある鎮守の森に住み着いている動物たちもいるようではあるが,街で見かけるのはニュースになるくらい珍しい.

バンコクでもさすがに都心の道端でリスやトカゲを見かけることはないので,ラカバン周辺はやはり田舎で自然が近いのだなあと感じる.

街なかでも当たり前にいる動物といえばイヌネコだろう.野良猫はどこにでもいる.ロッブリーに行くと野良猿がいるが,あれはちょっと特殊なケースか.日本では野良犬は激減しておりほとんど見かけることはないが,タイの街角では犬たちも幅をきかせている.

よく犬が寝そべっているところといえば,駅のホームかコンビニの玄関である.大学のキャンパスでも犬が寝そべっているのを見かける.学食に入ってきても誰も構わず,悠然としていることもあり,タイのおおらかさを感じさせる.

コンビニの前で警備員よろしく,店に入ろうとする客を睨めつけてくる犬たちは,いささか扱いに困る.こちらが手を出さなければとくに問題はないのだが,少し,怖いこともある.あ,警備員ではないですね.警備犬か.

ところで,やつらが野良犬なのか飼い犬なのか.判然としないのも面白い.野良犬かと思いきや,首輪をしっかりしていると思えば,首輪なしでのうのうと寝そべっている犬も多い.それは,猫も然りである.

写真は寮の入り口で門番をしている(つもりの)猫.名前はなんていうのだろう?首輪をつけており,餌も与えられているので,寮で飼っていることになっているようだが,彼(彼女?)も自由を謳歌しているようだ.

ひとつ気をつけなければならないのは,これらの動物には闇雲に接触しないほうがいいということである.犬に噛まれて狂犬病を発症すると,致死率は100%だそうなので,恐ろしい.猫に噛まれても狂犬病の原因になるそうなので要注意.野生の動物はどんな病原菌を持っているかわからないので,滅多やたらとちょっかいを出さないほうがよい.それだけは肝に命じておこう.

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