2026年5月6日水曜日

大学の寮は快適?(お気楽クルンテープ通信 No. 67)

 早いものでタイ滞在も残り1ヶ月を切ってしまった.最後の1ヶ月はKMITLのドミトリーでの生活である.キャンパスの隣にあり,通勤時間は極端に短くなる.なにしろ寮の部屋から研究室まで歩いて3分だ.

当初,ホストの先生が「ドミトリーはあまりおすすめしないけど」と言っていたのが気になってはいた.いざ引っ越してみたら,築年数こそ嵩んでいそうではあったものの,それなりに綺麗だし,そこそこ広く,快適である.少し足を延ばして学食まで行けば,安くて美味しい食事にもありつける.

生活道具もひと通り揃っている.いまは暑季でとても暑いがエアコンの効きは抜群で,スイッチを入れればすぐに涼しくなる.1Fにコインランドリーもあるし,入り口には,いちおう,セキュリティのおじさんがいる.しばしば席を外していることが多く,セキュリティになってる?という心配がないこともないけれど.

ただし,難点が二つあった.

一つは,飛行機の騒音である.KMITLはスワンナプーム空港のすぐ近くに位置している.したがって,飛行機がひっきりなしに飛んでくる.風向きによって北からのアプローチで飛行機が着陸する場合は,KMITLの上空を降下してくることになる.

研究室のある建物は作りがしっかりしているせいか,これまであまり気になったことはなかった.しかし,寮の部屋は飛行機の音がよく響く.しかも,5分おきくらいの頻度で,昼夜を問わず,飛んでくる.夜中もお構いなしに轟音を響かせてやってくるので,気になる人はなかなか眠れないかもしれない.

日本の空港だと,住宅地に隣接している伊丹空港や福岡空港などでは夜の離発着には門限があるはずだが,こちらではそんなことは気にしないのだろうか?マイペンライ?まあ,数日,夜を過ごしていたら,もう慣れた.人間の慣れというものは恐ろしい.私の神経が図太いだけかもしれないけれど.

もう一つの問題は,ビールの調達である.これまで半年間,バンコクの都心で住んでいたコンドミニアムは,隣のブロックにセブンイレブンがあり,さらにその先にはトップスというバンコクではどこにでもあるスーパーマーケットがあった.いずれもアルコールは販売しており,トップスなどビールのラインナップは目を見張るものがあった.いろいろ試した結果,シンハービール(ビアシン)に落ち着き,それで命を繋いでいた.

寮の近くにも,中規模のトップスとコンビニ店舗型の小さなトップス,そしてセブンイレブンと,3軒の店がある.しかし,いずれもビールを売っていないのだ.調べてみたところ,タイでは,大学の300m圏内でアルコールを販売したり,料理店でも提供したりしてはいけないという決まりがあるらしい.なんてこった.

これは困った.どこに行けば買えるだろうか.しかし,大学の南側,運河を超えたところのタイ料理屋でビールを飲んだ経験がある.あそこ,300m以内のはずだが?

ひょっとして運河の向こう側だと大丈夫なんだろうか.運河の向こう側に並行してラカバン通りが通っている.その近辺にあるスーパーやコンビニでは,ビールを売っているのではなかろうか.

というわけで,早速,偵察に行ってみた.ビンゴ!その仮説は正しかった.橋を渡ったところにあるセブンイレブンではビールが置かれていたのを発見.それ以外にも,ぐるっと回ってみたところ,ラカバン通りに面した店ではどこでも買えるようだった.

直線距離で300m以内のはずで,アルコール販売禁止エリアに入っているはずだが,運河を隔てているので問題なしということなのだろうか.いずれにしても,こちらにとっては,問題なく買えるということで,ありがたい.

しかし,寮からラカバン通りまで出るのはけっこう大変なのである.直線距離だと運河を超えてすぐそこなのに,橋を渡るためにぐるっと回り込まないといけない.もっとも近い店で,道のりで1km強といったところだろうか.

いまは暑季,日中の炎天下を,ビールを抱えて歩いていたら,熱中症になってしまいそう.じゃあGrabの配達サービス使えばいいじゃん?と思いきや,マーケットの配達メニューにアルコールの項目が見当たらない(写真).実は,ここにも法律の壁が聳え立っていた.曰く,アルコールのデリバリーは禁止されているとのこと.うーん,残念.

スコールがザーッと降ると,その後,気温がガクッと下がる.夕方にスコールが降った後の夜は,かなり涼しくなり快適に過ごせることがわかったので,そのタイミングでビールを買いに行けばいいかな.

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