これまで,研究発表会をオンラインとオンサイトのハイブリッドで実施する最適解を追い続けてきた.決定版に近い解は,「【決定版】ハイブリッド会議の最適解」で報告したとおりである.今日は,4年生の卒業研究中間発表会が行われた.教室に来て参加することを原則としながらも,夏季休暇中ということでどうしても教室に来られない学生もいることを考慮して,オンラインとオンサイトのハイブリッド形式で実施することとした.
ハイブリッドで実施するのは準備や補助員の必要など少々面倒ではあるが,以下の点で,メリットもある.
- レコーディング機能を用いて発表の記録を残せるので,欠席者が後から参照できる
- 下級生が気軽に聴講することができる
- 発表準備はオンライン会議に参加して資料を共有するだけなので,トラブルが少ない
- 同時に実施されている他のセッションで気になる発表を(こっそり?)聴くことができる
まあ,最後のはデメリットでもあるかもしれないが.
さて,そのハイブリッド形式で実施した研究発表会において,今回はちょっとした工夫を加えてみた.本当にちょっとした工夫である.オンライン配信用PCを登壇者の手前に配置し,発表者の胸像を配信できるようにしたというだけのものである.写真の左下に置かれているPCの上部にカメラがあり(赤丸で囲んだ箇所),そのカメラで登壇者を撮影する.右上が,発表者の胸像が配信されている状況である.発表している様子をリアルに伝えている(写真右上の囲み部分).
発表者の顔を大きく写したほうがよいという意見もあり壇上にカメラを用意することも考えたが,壇上には発表者が操作するPCを自ら持ち込むため,この位置になった.結果オーライという感じではあるが,いい感じになったのではないかと自画自賛している.
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