今朝,TVで「withコロナの時代に日本の過剰な水際対策でジャパン・パッシングが加速している」というニュースが放送されていた.さもありなんである.
この夏,タイ,マレーシア,シンガポールに出張して感じたのは,それらの国々ではもはや検疫強化など過去のものだということ.MySejahtera(マレーシア)やTraceTogether(シンガポール)など,日本でいうCOCOAのようなアプリの導入こそ求められるものの,ワクチン3回接種証明さえあればほぼ申告ベースで入国が許可され,入国前72時間以内のPCR検査による陰性証明を求められることは,どの国でもなかった.
初期段階であれば意味のある水際対策も,市中感染がこれだけ多ければ,もはや焼け石に水をかけているようなものだ.状況に合わせて柔軟に対応するという発想に欠ける,日本の役所のよろしくない体質が顕在化しているといえよう.まあ,それならば,一市民としてはそれなりの対策をとるまでである.
ハナノア導入
そんなわけで,ほぼ儀式化している(という印象しかない)PCR検査の前にウイルスを洗い流してしまうべしと,鼻うがいを導入した.小林製薬の「ハナノア」である.あの,綺麗なお姉さんが鼻からダバーと水を垂れ流しているショッキングな広告でお馴染みの,アレである.まさか私がこの製品を買うことになるなんて,思いもしなかったよ.
「痛くない」というメッセージが,(ホントは痛いのでは?)と逆に恐ろしく感じさせる.それはそうと,ガッチリ罹患してしまっているならば鼻うがい程度ではウイルスを除去できないという話も聞くが,まあそれはしゃーないよね.
実際にしっかり罹患してしまい体調が悪い状況なら仕方がないが,困るのは偽陽性でひっかかって日本に帰れなくなるという状況である.それに対しては,少しでも対策を練っていたほうがよろしかろう.実際のところ,気休めでもやらないよりはマシ,というところである.
鼻うがいは有効
そんなことを考えていたら,実際に罹患してしまった際にも鼻うがいが有効で,重症化を抑える効果があるのだとか(「【識者の眼】「COVID-19感染初期における鼻うがいがもたらすインパクト」堀田 修」).やはり,買ってよかった.1,210円と,冗談で買うには少し値が張るかな?と躊躇しかけたが,話のネタにもなるし,実際に試してみよう.
それにしても,いつもながら小林製薬のネーミングセンスには脱帽する.ハナノアって,その名前は「鼻の穴(ハナノアナ)」が由来だよねえ?よくもまあこんな名前を思いつくもんだなあ.小林製薬,侮りがたし.
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