Google Trendsはいろいろと示唆に富む情報を教えてくれるので興味深い.たとえば次の図は,範囲を過去5年間に,地域を日本に設定して「オンライン授業」というキーワード検索のトレンドを示したものである.
2020年の4月に大きなピークが出ている.COVID-19パンデミックの影響でオンライン授業とせざるを得なかった教員や学生,生徒の慌てぶりが如実に現れているといえる.
ところで,Google Trendsは一般的なワーディングには強いが,少し込み入った情報を調べようとすると,とたんにその威力を失う.つまり,検索数が少なくなると,その結果はアテにならないものだったり,結果が出てこなかったりという状況に陥る.
対して,Google Search Consoleはもう少し興味深い情報を提示してくれる.
この図は,範囲を過去16ヶ月(Google Search Consoleでとり得る最大レンジ)に指定して,「オンラインと対面の併用」というキーワードで飯尾研究室ブログが表示された回数を示したものだ.2020年度の後期に皆さんが悩んでいた様子がよくわかる.2021年の4月にちょっとした山があるのは,2021年度どうしようかということで悩まれたのだろう.その後はほとんど現れていないという点も興味深い.問題は解決したのか,併用は諦めたのか,そのあたりはもう少し他のアプローチによる分析が必要かもしれない.
ただし,これでもわからない現象は垣間見える.
数学の例題で「九蓮宝燈を聴牌する確率はどのくらいか?」というちょっとした記事を書いたことがある.そのせいか「九蓮宝燈 確率」というキーワードで本ブログが表示されることがある.表示回数は多いほうだが残念ながらクリックして読んでもらうところまではあまり至らない.それはともかくとして,2021年の10月末に,急に表示回数が増え,それが1ヶ月ほど続いた.
この現象の原因はわからない.なぜなのだろうか.興味は尽きない.
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