2020年11月15日日曜日

「にこP」順調に進行中

以前,本欄でも紹介した「日本語が通じない高校生と話そうプロジェクト」,通称「にこP」も1回め,2回めの交流が行われ,高校生たちに異文化交流の楽しさを体験させる試みが進んでいる.


図は,1回めの交流が終わった時点で,プロジェクトに参加している4校(2組4校で実施している)においてオンライン交流セッションを体験した高校生からフィードバックを集めた結果をグラフ化したものだ.一部,質問が欠けていて集計できていないところはご容赦いただきたい.いずれの設問も,「たいへんよくできた(3)」から,「できなかった(0)」までの4段階評価で集計したものについて,平均値を取ったものである.

最下段の黄色で示されている,市原中央高校がおしなべて高いスコアを叩き出しているのは,国際交流クラスの生徒という,ややバイアスがかかっている点があるかもしれない.しかし,それはともかくとして,いずれの高校においても,「Did you enjoy the group activities?」という設問に対して高い値の答えが得られている点は,注目に値する(図の赤で囲った部分).試みとして,「とにかく異文化交流の楽しさを伝えたい」という我々の狙いは見事に叶えられたといって過言ではないだろう.

一方で,プロジェクトを遂行してみるといろいろとトラブルや課題が多数出てきた.それらはいまのところはノウハウとして貯めているところではあるが,分析したうえで解決策を検討し,今後の実施をより円滑にすべく考えている.ぜひ,「にこP」の今後に注目いただきたい.

0 件のコメント:

コメントを投稿