2020年10月12日月曜日

オンライン講義と反転授業

2020年はオンライン講義に揺れた大学だったが後期は部分的に対面型の講義も行うようになっている.私が担当する1年生向けの「プログラミング基礎」という授業は演習含みの授業のため対面で実施することとなった.新入生は,本講義に参加するために週に1度は登校することになり,学習環境は若干改善されたかな?

ところが,オンラインを希望しない,あるいは,事情があって教室での講義に参加できないという学生もいる.社会的情勢に鑑みて,対面の講義にもオンライン参加を許可すること,そしてそのような学生に不利にならないように配慮することが求められた.教員の負担は大きいが,致し方ないところではある.

そこで,今回,オンライン参加と教室での参加の両方に対応するために,反転授業の方式をとることにした.事前に講義動画を収録し,オンライン参加でも対面参加でも,いずれもそれを視聴することを前提とするという方式である(図).


基本的には動画で完結するため,オンライン参加でも問題はない.しかし,せっかくの対面授業なので,反転授業に挑戦することにした.幸にして「プログラミング基礎」という科目のため,講義時間を丁寧な演習に当てることにしたのである.

さらに,前期一度も登校できなかった新入生ということもあり,毎回,ランダムに席替えを実施,ペアプログラミングの方法で,お互いが教え合うようにすることで学生同士の交流にも配慮した.プログラミング自体に強い興味をもち,かなり積極的に受講している学生が数人いるので,これは全体に対してもたいへんよい刺激になっているようである.また,お互いに教え合うことで教員の負担も軽くなっている.これはオンラインでも同様で,LMSの掲示板を用いて相互に情報をやりとりし合うように水を向けた.教員としてはファシリテーションに注力し,たまに,付加的な情報を伝える,あるいは間違っている点があれば訂正してあげればよい.

今日までに3回の講義が終わり,いまのところ,順調に推移しているようにみえる.課題の提出状況をみると,昨年よりも学習の効果は高くなっている印象を受ける.もっとも,これは「応用クラス」のせいかもしれないが……(「プログラミング基礎」は1年次必修の科目だが,学生の興味の度合いにより「基本クラス」と「応用クラス」に分けてクラス編成を実施した).

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