2020年8月11日火曜日

大学生だってプログラミングできるようになるぞ

Qiitaに大学生がアップしたらしき記事で「なぜ大学生はプログラミングが上達しないのか」というものを紹介されたので,大人げないと思いつつ反論してみた.ところでQiitaってQの次にuが入ってないから違和感ありまくり.どうでもいいことだけど.

 1. 講義時間が少ない

> 大学の講義は半期に渡り90分 × 15回行われます。つまり、一つの講義ではトータルで22.5時間しか勉強しないのです。

学校基本法では1コマに対して予習復習それぞれ90分ずつ,すなわち,1科目あたり3倍の時間が想定されているんだぞう?知らんのか?

2. アウトプットの時間が少ない

うちはゼミでみっちりやるよ.

3. テストは筆記試験が多い

うちでは「プログラミング基礎」の最終課題は簡単なアプリ制作を求めています.ちな1年生の必修.かなりスパルタ式です.

4. 大学は研究をする場所

> 大学は研究機関です。

うんまあ,これはそのとおり.それは反論しない.しかしね?理想的な大学ってのは研究を進めてその成果を学生にフィードバックしたり,学生とともに研究を進めることで学生の思考力を高めたりするものなのよ.それがちゃんとできている大学かどうかは,大学や先生のレベルにもよるけど.あ,学生のレベルにもよるかも!

5. アルゴリズムの勉強が多い

そうね.でもこれが分かってないと結局は駄目システムをこさえちゃうからねえ.

6. 日常に活かせる機会が少ない(地方学生)

地方だとプログラミング活かしたバイトがないとか嘆いているようだけど,プログラミングを日常に活かすって,バイトだけじゃないぞ?学生実験のデータ分析したり,レポートにまとめるときに使ったり,学生の本分である勉学のいろいろに活かせるじゃない.

7. 課題に追われて自習の時間がない

これは言い訳にならんですよ.大学生ってそういうもの(まあ,昨今の課題地獄には同情するケド)

8. 学んでいる内容が何に活きるのかがわからない

これは教える側の問題でしょうなあ.うちはもう少し目的指向でやってるよ.

9. コードのレビューをしてくれる人が少ない

うちはゼミでみっちりやります.グループ作ってやるからそれなりに楽しいと思うよ?

10. 受け身の学生が多い

まあ,そうなんだよねー.うちの卒業生でも「社会人になって必要に迫られて,いま一生懸命勉強してます.学生時代,先生の講義もっとマジメに受けてればよかった」っていうやつらいるからねえ.

というわけで,そんなことねーよ?っていう反論をしたためてみたわけですが,かくいう私はどうだったかっていう話を最後にしておきます.私が修士の学生だったときは,まあ,ポンコツでしたな.main()だけで数百行あってサブルーチンなし,4重ループなんて作っちゃって最適化とか一切考えず,夜に仕掛けて朝きて結果が出てればヨシ(※)みたいな駄目プログラム書いて数値実験とかして喜んでいたレベル.

それでもその20年後くらいに,500ページ越えるCの本を出しちゃうくらいまで成長できたのは,社会人になって現場で鍛えられたからだったなあ.ま,それも大学時代に地頭を鍛えてもらっていたからだと信じているが.

ふむ.反論になってねえなあ.ぎゃふん.


※ 途中でエラーになっていたらまた明日.当時はマシンが非力だったので,4重ループなんて作っちゃうと,そんな感じになっちゃってたの

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