バンコクは都会なので,食べようと思えば,そしてお金さえケチらなければ,世界各国の料理を楽しめる.和食にしても,立派な寿司屋や鰻屋もあるし,ラーメン,カレー,定食屋,なんでもある.ハンバーガーやフライドチキンといったグローバルチェーン店のみならず,日本のチェーン店も多数,出店している.もっとも,日本で食べるよりは,若干,値段は高めかも.
寿司と鰻はそもそも値段が高いので,バンコクのそれには一度もチャレンジしていない.ネタのクオリティはどうなんだろう?という興味はあるものの,わざわざタイまで来て寿司ってのもなあという気持ちが先に立つ.帰国してから美味しい寿司を食べにいけばいいよねとの思いが強い.
もっとも,こちらにいる間に一度くらいは回転寿司に行ってもいいかもしれないとは考えている.こちらの回転寿司は,昔ながらの「回転」寿司だから.そう,寿司が由緒正しく回っているのである.衛生面を考慮してかカバーが掛けられているところがほとんどだが,流れている寿司を選んで食べる楽しさがまだ残されていてよい.
回転寿司の様子を眺めていたり,あるいは,スーパーマーケットの惣菜売り場,寿司コーナーの様子などをみていたりすると,一番人気のネタはサーモンのようだ.先日,韓国に出張した時にこの話をしたら,同行していた韓国在住のKさんも,韓国でも寿司ネタはサーモンが最も人気があるとおっしゃっていた.
ショッピングモールの飲食店フロアに行けば,和食に限らず,多様な料理を味わえる.中華料理,フレンチ,イタリアン,よりどりみどりだ.繁華街の大通り沿いなどにも,ステーキハウス,韓国料理,なんでもござれ.ただし,おおむね値段は高めだろう.とくに観光客目当ての店は,比較的値段が高い.
一方で,駅から少し離れたり,ソイを少し入り込んだところにあったりするような「ど」ローカルな食堂は,かなりリーズナブルな価格で食べられる.多くは伝統的なタイ料理,あるいは,地元民が毎日食べるような日常的な料理である.そのような多くの店は,レストランというよりは,まさに,食堂,という感じの佇まいをしている.たとえばこんな感じ(写真).
しかし,どローカルな食堂は,入りにくいという皆さんも多いことだろう.言葉は通じるだろうか,注文できるかな,タイ語のメニューしかなかったらわからないな,支払いはどうするんだろう,など,心配は尽きない.
まあ,言葉なんてわからなくても指差し確認でなんとかなるもんだが,慣れないと心配になるのは致し方ない.なんかテキトーに頷いていたら丸々一羽ぶんの北京ダックが出てきてしまって慌てて断った,なんて話は私にもあって,たしかに多少恥ずかしかったり申し訳なかったり,ときには経済的に失敗したりなどということはあるかもしれないけれど,別に,殺されるわけじゃないし.
というわけで,旅行先でも物おじせずどんどんローカル飯にチャレンジしてみると面白いよとオススメはしておくが,それより手軽に,リーズナブルなローカル飯を楽しめるのはフードコートである.
ショッピングモールや,空港,公共施設などにあるフードコートは,初心者でも比較的簡単かつリーズナブルにローカル飯を楽しめる.タイでも少し大きめの施設にはたいがいフードコートがあるので,手軽に本場のローカル飯を味わってみたいという場合はフードコートに行けばよい.
たとえばスワンナプーム空港に行ったとしよう.2Fにレストランが並んでいるフロアがあり,そこのメニューを観察してみると,たいがい200バーツから500バーツといったところ.さすが空港メシだけあって,それなりの値段をとる.
そこで狙い目は,1F,北の外れ,出口に向かって左端にあるフードコートである.隅っこにひっそりと入り口があり目立たないので,気付かない空港利用客も多いかもしれない.しかし,ここはとてもリーズナブルで,いろいろなタイ料理を楽しめる.どれも100バーツしないので,いくつか頼んでも大丈夫.ここに来ると,物価に敏感そうな皆さんでいつも賑わっている.
ドンムアン空港も同じで,空港ターミナルからSRTレッドラインの駅に向かう途中の,比較的閑散とした場所にフードコートがある.こんなところにフードコート?と訝しげに思うものの,入ってみると,やはりここも,物価に敏感そうな皆さんで賑わっている.
タイでフードコートを利用する際には,一点だけ,ほとんどの場所に共通するルールがあるので,それは覚えておきたい.それは,最初にカードにお金をチャージせよというものである(ただし,まれに,現金でそのままやり取りできるところもある).
フードコートを訪れたら,まずは,カード販売カウンターを探そう.最近は自販機タイプも増えているが,多くのフードコートでは,2人くらいのお姉さんが並んでにこやかに対応してくれる.
そこで,お腹の空き具合に応じて現金をチャージする.なにしろ安いので,それほど多額の金額をチャージする必要はないが,多めにチャージしても大丈夫.食べ終わったら,同じカウンターに行けば,残金は戻してくれる.あとは,個々の店,屋台のような出店ブースで好きなものを注文し,そのカードで支払えばOK.
サイアムやプロンポンあたりの小洒落たショッピングモールのフードコートだと,このカードシステムではなくクレジットカードやQRコード決済で直接店とやり取りできるところも増えているらしいが,いずれにしても現金決済をその場でしないのは衛生的でよいなと思いつつも,そのカードを使い回しているようだから,結局,同じなのかも?

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