駅名はなかなかに難しい.空港とバンコク市内を結ぶAirport Rail Link(ARL)から地下鉄Mass Rapid Transit(MRT)に乗り換えるには,ARLのマッカサン駅で降りて連絡通路を通っていけばよい.ところが,連絡しているMRTの駅は,マッカサン駅ではなくラッチャンブリー駅という名前が付いている.
ARTに並行して,古くからあるタイ国鉄,State Railway of Thailand(SRT)の線路がある.ARTマッカサン駅の隣にも駅があり,その駅はアソーク駅である.ところがSRTにもマッカサン駅があり,SRTのマッカサン駅は,アソークからさらに西にひと駅行ったところにある(図).
アソーク駅といえば,MRTに乗り換えてひと駅南に行ったところのBangkok Mass Transit System(BTS),通称スカイトレイン,スクンビット線の駅がアソークである.
どうしてこうなった?
ことごとく駅名がずれていて,紛らわしいことこのうえない.
ヒントは通りの名にあるMRTが通っている通りは,アソーク通り.対してSRTはその通りに対して直角に走っている.SRTが通っていたところで,アソーク通りにぶつかった.そこに駅を作ろう.アソーク通りに至る駅だから,アソークだな.
BTSのアソーク駅も同じような理由だろう.BTSはスクンビット通りの上を走っている.アソーク通りにぶつかったので,ここはアソーク.理にかなっている.一方,同じ場所にあるMRTの駅はスクンビットである.
MRTはアソーク通りの地下を走っている.駅はアソーク通りとスクンビット通りの交差点.アソーク通り側からしたら,スクンビット通りにぶつかったところなので,駅名として「スクンビット」とするのは理にかなっているだろう.
というような話をS先生としていたら,日本でも同じような話はあるとおっしゃる.それは多摩都市モノレールの「甲州街道」駅.甲州街道?大きく出たな!という話.
そういわれてみると,鶴見線には「国道」という駅がある.鶴見線が国道15号を超えるところにある駅である.国道なんて日本全国至る所に走っているが,鶴見線のローカル視点でみると,重要な駅名なんだということだろう.

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