2026年4月14日火曜日

続・ソンクラーンでびしょ濡れに(お気楽クルンテープ通信 No. 60)

バンコクでソンクラーンが最も盛り上がるのはシーロムかカオサンのあたりと聞いて,居ても立っても居られなくなった私はいそいそと出かけてみた.カオサンは少し行きにくいので,BTSでサクッと出かけられるシーロムに行ってみた.どうせ大学は休みだし,自宅で鬱々としているのも,もったいない.

シーロム通りはタイ最大のビジネス街で,金融機関も多い.バンコク銀行の本店もここにある.日本語がカタコトの日本語デスクがあるバンコク銀行の本店がある.それはともかくとして,この通りはバンコクのウォール街とも言われているとかいないとか.

シーロム通りはルンピニー公園のある交差点から始まって東にチャオプラヤ川の手前まで伸びている.西端の交差点にはMRTのシーロム駅が,その少し東側にはBTSのサラディーン駅がある.

BTSのシーロム線に乗ると,すでに車内には浮かれたソンクラーン戦士たちでいっぱいだった.アロハシャツに短パン,サンダル,大きな水鉄砲を抱えている.そして彼ら彼女らはサラディーン駅でぞろぞろと降りていった.少し後ろから私もついていく.

降り立った瞬間から,街に鳴り響いている大音量の音楽に囲まれてお祭り気分は最高潮になる.駅の改札を出てペデストリアンデッキを進み,その端からシーロム通りを見下ろすと,そこには人,人,人の大混雑が遠く向こうのほうまで続いていた(写真).

シーロム通りは歩行者天国になっていて,車道をゆっくりと群衆が歩いている.写真の奥のほうには水飛沫が写っているのがお分かりだろうか.この列に入り込んだらずぶ濡れ間違いなし.さすがにそれは少し気が引けたので,十分に満足した私は自宅に戻ることにした.

BTSでサラディーンまで来てせっかく改札を出たのだから,そのまま同じ改札から引き返すのもなんとなく悔しい.そこで,MRTのシーロム駅まで,1ブロックほど歩いてみることにした.

ところが,網目上になっていないタイの街路という性質上,どうしても大通りを通らざるを得ない.このあたりはそれでも比較的網目になっているほうなのだが,裏道が見つからなかった.致し方なく,この人混みに紛れてシーロム駅を目指したのが運の尽き.

車道の行列に加わるとびしょ濡れになるのは明らかだったので,歩道の列にコソコソと紛れたつもりだったのだが,それでも,後ろから撃たれた.卑怯なり!

1ブロック歩いただけでだいぶ水浸しになってしまった.まあ,これもお祭りと思えば,気分もアガる.いとをかし.

路上では「fill up 20baht!」と,大きなクーラーボックスに溜めた水を販売していた連中もいた.空になった水鉄砲に水を補充させてくれる商売である.ここぞとばかりの商売,商魂たくましいですなあ.

この水かけ祭り,気候的には最も暑いこの時期に行われるので,考えてみればリーズナブルなイベントである.タイは3月から5月が夏で,暑季とされている.6月以降は雨季になるので,暑いには暑いものの,スコールが降るとサーッと気温が下がる.同じように,濡れたシャツが乾いていくときに気化熱で温度が下がり,多少は心地よい.

もっとも,一番涼しいのは電車のなか.エアコンがギンギンに効いていて,いつまでも乗っていたいと思わせる快適さであった.

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