2026年2月24日火曜日

続・パタパタ市場に行ってみた(お気楽クルンテープ通信 No. 43)

パタパタ市場へ向かう列車,いや,途中駅のマハーチャイに向かう列車は,ウォンウェンヤイを出て快調に西へ進んでいく.街中に,もう,列車が通れるギリギリの空間に線路が引かれているものだから,列車は伸び放題の木々を掠めていくわ,窓から家庭の居間が手に取るように見えてしまうわ,なかなかエキサイティングな列車である.ローカル感をたっぷりと味わえる.

ウォンウェンヤイからマハーチャイまでの運賃は,僅か10バーツ.さらにマハーチャイからバンレームに渡る渡船が3バーツで,バンレームからメークローンまでも10バーツである.締めて23バーツなり.たっぷり2時間以上かかる旅程なのに,激安価格である.なお,ウォンウェンヤイで列車に乗ったときは飛び乗ったので切符を買えなかったのだが,列車のなかで車掌に金を払えばよい.タイ国鉄のプロトコルはもう完全に理解した.

多くのガイド記事では電車と書かれているが,当然ながら電化はされておらず,正確にいえば気動車である.ディーゼルのブルブルという音を聞きながら1時間ほど揺られていくと,列車はマハーチャイに到着した.

マハーチャイ駅の周辺もまた面白い.駅はマハーチャイ市場に隣接しており,渡船乗り場に行くには市場のなかを抜けていくことになる.マハーチャイはチン川河口にほど近い街であり,マハーチャイ市場は海鮮市場として有名らしい.多くの人々がバンコクからここまで海産物を買いにくるのだとか.

そんなわけでマハーチャイ市場には魚介類が溢れており,それらを眺めているだけでも楽しい.ただし,かなり匂う.海産物の磯臭さが苦手な人には辛いかも.

駅から渡船乗り場へ行くのは簡単で,列車の進行方向に向かって右に降りたら,そのまま市場のなかを直進,どんつきを左折すればもうそこは川,渡船乗り場がある.渡船はバイクがたくさん乗り込んでいて,渡船というか,もう,完全にフェリーである.いかにも生活の足なんだなあという感じ.渡船は川面をするすると進んでいく(写真).あっという間に対岸に到着した.

対岸の桟橋からバンレーム駅への道のりが少しわかりづらかった.おそらく,うまく接続する次の列車に乗っていれば,桟橋から駅に向かう人たちが駅まで連れて行ってくれたのだろう.しかし,幸か不幸か一つ前の列車に乗れてしまったので,駅に向かう人もほぼいなかった.いちおう道案内はあるのだが,多少,ややこしい.しかしこちらにはGoogleマップがある.ありがとうGoogleマップ.地図を頼りに,難なく駅に到着した.

切符売り場でメークローンまでの切符を買い,やってきた列車に乗り込んだ.ここで,進行方向に向かって窓側に座るとよい.後でわかったのは,バンレームから乗って窓側の座席を確保しておくことが,最後,重要なのだということだ.これについては,後で説明する.

バンレームからメークローンまでは,やはり1時間弱かかる.列車はひたすら西に向かって進んでいく.車窓の眺めは,ほぼ,田舎の景色である.海岸に程近い地域であり,列車は塩田のなかを進んでいく.

列車がメークローンに近づくにつれて,車内がだいぶ混雑してきた.どうも,観光バスで途中駅に乗りつけて,そこから終着駅のメークローンに向かうツアーが組まれているらしい.自分が座っていた席はボックスシートに一人で座っていたのだが,途中から,韓国語を話すタイ人ガイドが引き連れた観光客がぞろぞろと乗り込んできた.

タイ人ガイドの話す韓国語は実にわかりやすく,8割がた理解できた.韓国語を学んでいてよかったなと思った.まあ,難しいことを喋っているわけではない.せいぜいが,「周りは塩田です」とか「私たちはスーパーヒーローです」とか「いまから私が写真撮るから準備してね」とか,そんな程度である.

スーパーヒーロー?どういうことだろう?タイ人ガイドでスマホの写真を見せながら韓国人観光客に説明していたのを横目でみていたのだが,それは,列車が終着駅のメークローンに到着する直前で,実際に体感できた.

まだメークローンに到着していないが,この話,さらに,続く

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