2026年1月25日日曜日

パーク・クローン花市場(お気楽クルンテープ通信 No. 35)

知人からバンコクの観光情報を尋ねられて,それならブログにまとめているからと紹介した.しかし,このお気楽クルンテープ通信では,私がバンコクで悪戦苦闘している生活の様子を詳らかにレポートしているものの,読み返してみたら,バンコク市内の観光に参考になる情報はほとんど書かれていなかった.こちらに遊びにきているわけではないので,当然といえば当然なんだが,少しは息抜きをしてもいいだろう.

今日は日曜日なので,もう完全に仕事のことは忘れて,いろいろ回ってみることにしようと考えた.遅まきながら先週あたりからやっと生活が安定してきて,日曜日はほぼ完全にオフにすることに決めている.そのほうが精神衛生上よろしい.

さて,では市内観光にでも出かけようか.

とはいえ,王宮の近辺にある有名な三大寺院(ワット・ポー(涅槃寺),ワット・プラケオ(エメラルド寺院),ワットアルン(暁の寺))は,これまで何度も訪れている.ワット・ポーにあるとても大きな涅槃像は何度みても飽きないが,今日はもっと違うところを訪ねてみたい.

地図を眺めていたら,地下鉄サナムチャイ駅を中心にして三大ワットの反対側に,パーク・クローン花市場という花卉青物市場があることに気づいた.しかも24時間でやっているという.花市場なんてメルヘンちっくで素敵じゃないの.天気もいいし,冷やかしに行ってみようと思い立つ.

サナムチャイまで電車で行き,そこからテクテクと歩いていく.しばらく行くと,市場の入り口らしき場所に行き着いた.入っていくと,なんとなく地方のアーケード街のような雰囲気の場所に至る.カフェあり,物販店あり.カオ・ゲーンの屋台に並ぶおかずはどれも美味しそう.ところが,中心部は少しうら寂れていて,これが花市場?と訝しく感じた.

もっとも,これは私の早合点.入っていった場所をGoogleマップで調べてみたら,パーク・クロン・タラート - オールドマーケットと出てきた.どうも,旧市場ということらしい.

自慢じゃないが,このあたりの嗅覚は昔から優れている.なんとなく違うなと思いきや,もっと賑やかそうな場所を目指して彷徨う.そのとき,道を挟んで向こう側にもっと活気のあるエリアがありそうだと,第六感が私を導いた.

ビンゴ!である.車道の反対側に,もっと大きな市場があった.こちらが,パーク・クローン花市場だったのだ.入っていくと,青果売り場が並んでいる.いろいろな野菜が所狭しと並べられていて,思わず息を呑む.

唐辛子屋があるのはいかにもタイのマーケットである.真っ赤な唐辛子,緑の唐辛子,大きめのやつ,そして小さい緑の凶悪なやつなど,いろいろ並んでいて楽しい.座り込んで,一心不乱に唐辛子を摘んでいるお姉さんがいた.手がピリピリしないのかな.まあ,もう慣れているのだろう.なにしろそれが仕事だもの.

青果売り場を抜けると,中心が花市場である.しかし,想像していた花市場とちょっと違った.全体的に,ほぼオレンジ色なのである(写真).

これは,仏花だね.仏像に供える花である.日本では菊の花を供えるのが一般的だが,こちらタイではマリーゴールドをお供えするのである.かくして,市場全体がなんとなくオレンジ色に染まっていたのだった.

もちろん,仏花ばかりではなく,観賞用の色とりどりな花を売っている花屋がないこともないが,そのような花屋は市場のなかというよりは外の道路に面した店が中心のようで,市場としてはメインの商品が仏花なのかなという印象を受けた.

いずれにしても,やはり日本ではみられない光景でもあり,三大ワットを訪問したついでに時間があれば,訪れる価値はある,のかもしれない.

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