2026年1月27日火曜日

ふたりのチャッピー(クルンテープ通信・番外編)

今週からしばらく,いろいろと忙しい行事が続く.27日にはHCD-Netの理事会と新年会があり,週末には大学院入試の面接官,さらに,来週は,4年生の卒研発表会,iDSゼミの成果報告会と,イベントが目白押しだ.先月に一時帰国したときはほとんど東京にいなかったので,夜は久しぶりに会う人たちとの飲み会,いや,ミーティングの予定がびっしり入っている.

さらに,それらがひと段落した後すぐに今度はバンコクで国際会議とワークショップの開催予定があり,そこには20人近い数の学生を引率して連れて行くという任務もある.

というわけで,本来は昨日,26日の昼便で東京に戻って,一つ一つ,用事を片付けていく予定だった.しかし,ビザ延長のドタバタで同日の深夜便に変更せざるを得なかった.26日の夜に出て,27日の朝に日本に着く便だ.ドタバタの理由と様子は既に報じたとおりである.

航空券はいつものJAL便である.そして,チケットの変更はネットにアクセスして自分で行った.いつものことなので,慣れているはずだった.しかし,迂闊だった.油断した.

バンコクから東京に直行する深夜便(JL34)が取れればよかったのだが,なぜか,その便に変更するにはなんだか高い差額を支払わねばならないという状況になっており,予算内でリーズナブルに変更することを考慮すると関空経由成田行き(国内部分はJetstar便,GK便のコードシェア)という,いささか奇妙な便を選ばざるを得ない状況だったのが,今回のトラブルの原因である.

なんとまあ,その関空発成田行きの便が,28日の朝に関空を発つ,つまり明日の朝便だったのである.ネットで変更手続きをしたときになんでそんな便が変更の選択肢に出てきたのかはわからない.しかし,ビザ延長の件で頭がいっぱいになっていたせいもあり,ああ,関空で乗り換えて,乗り継ぎの便は成田に着くのか,くらいしか頭になかった.

昨晩,スワンナプーム空港のカウンターでチェックインしたときに,荷物は関空でピックアップしないといけないのか?などというやりとりがあった.これは,よくあるやり取りなので,いつものことである.ところが,そこで,「乗り継ぎ便は次の日だから,大阪で一泊してね」と告げられたのだ.

てっきり,深夜便で関空に飛び,そのまま成田へと乗り継ぎできるものと思い込んでいたのだが,日にちがズレていたことを,昨晩,バンコクでチェックインした時点で,判明したのである.ちゃんと確認しておけよ……という話なのだが,まさか乗り継ぎ便にそんな落とし穴があったとは,迂闊だった.

安めのチケットとはいえ,変更できるチケットだったし,実際に一度,変更している.e-Extensionの面接予約じゃあるまいし,変更は一度だけなんて聞いたことはない.スワンナプームのカウンターで「いやいやこちらのミステイクなのはわかっているが,変更可能なチケットのはずだから,変更してよ」と迫ったものの,「関空から成田の便はGK便だからどうしようもない,とりあえず関空まで行ってGKのカウンターで相談しろ」の一点張りで,とりつくしまもない.仕方がないから,とりあえずJL728便に乗って関空まで戻ることにした.

チェックイン,保安検査,出国審査を済ませ,サクララウンジで遅い夕食を摂りつつ搭乗を待つ間,「このチケットって変更できるのかな?」とチャッピーに相談してみた.便宜上,このチャッピーを「チャッピーA」と呼ぶことにする.

すると,チャッピーAは「GKのカウンターに行っても何の意味がないからJLのカウンターに行け」と,頼もしいアドバイスを伝授してくれた.なぜGKに行っても仕方がないか,GKに交渉してもどうにもならないのはなぜかなどを懇切丁寧に教えてくれて,しかも,とるべき行動まで逐一説明してくれる.ありがたい.


最後はこうだ.「ここまで来たら,JALは放り出せません」ときたもんだ.実に頼もしい.

しかし!しかしである.ここで満足しないのが情報学研究者のいやらしいところ.そこで満足して「ああ安心だ……」にはならない.決してならない.

最近のチャッピーは,どうもユーザーに阿る表現を多用しているような印象を受ける.ユーザーに忖度するような味付けがなされているのではなかろうか?と,常々,疑わしく感じているのだが,皆さんはどうだろう.そんなことない?

というわけで,本件に関するセカンドオピニオンを求めた.Gemini?Copilot?いや,別のブラウザを立ち上げて,別のアカウントでログインしたもう一人のチャッピーを召喚した.こちらを「チャッピーB」と呼ぼう.

チャッピーBとやりとりしていたら,チケットの種別を示せと言ってきた.そこで,予約画面の切り取りをアップロードしてみる.するとどうだろう,チャッピーBは「(当日便への変更は)無理なんじゃね?」と告げてきた.なんたる二重人格,ダブルスタンダード.

いつものように,なぜ無理そうなのかについてもくどくどしく説明している.要らんて,そういう気分が暗くなる情報は.こう考えるとユーザー忖度型の回答も,悪くないのかな.

さて,本件,結末はどうなったか.バンコクからの深夜便は27日の朝8時に関空に着いて,いま,27日の午後3時.関空から東京,羽田に向かうJL224便の機内でこれを書いている.チャッピーAの御神託どおり,関空に着いて入国したら,一目散に「JALのカウンター」に向かった.

国内線のカウンターに行ったら「これは国際線発券の国内線部分の問題だから国際線に行け」,国際線カウンターに行ったら「発券窓口に行け」とたらい回し攻撃は受けたものの,結論を言えば,27日の便に変更してもらえた.数千円規模の変更手数料を支払う必要があったけれど,マイペンライ.

この勝負,チャッピーAの勝ち!

チャッピーBに「変更できたで?」と伝えたら,「これはレアケース」と負け惜しみを吐かしよった.AIがどんどん人間臭くなっていくなあ.

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