2026年1月8日木曜日

時差のいたずら(お気楽クルンテープ通信 No. 29)

日本とタイとの時差は2時間,日本が2時間先に進んでおり,西にあるタイが後から追いかける形である.2時間程度の時差であれば,日常生活ではあまり気になることもない.せいぜい,オンライン会議の予定を合わせるときに「どっち時間?」と気にするくらいか,実際に日本とTV電話しているとき,多少のズレを感じるくらいだろう.

あ,月曜の午後イチから夕方までやっているオンラインゼミが,こっちの時間だと2時間早くなってしまっていて午前11時過ぎから始まり,その結果,昼休みが丸潰れになってしまっているので昼ごはんを食べられないという大問題があった.まあ,それはそれとして.

ところが,先日,(おそらく)時差の影響による日本とタイとの間のちょっとした行き違いが発生した.ことの顛末はこうだ.

学生の卒研発表や大学院入試の対応などがあり,1月末から2月頭にまた一時帰国することが決まっている.そのタイミングに合わせて,3年生が気を利かせて「新年会やりましょう」と企画し,日程調整をしようということになった.

最近の学生はLINEをよく使う.畢竟,スケジュール調整もLINEのスケジュール調整機能を使ってやりましょうとなる.一時帰国中は,私も,夜に会食の予定が立て続けに入れられており,スケジュール調整のアンケートには,1/29の夜だけ大丈夫……と,回答した.ここまでは,しばらく前の出来事.

昨夜のことである.スケジュール調整のやりとりを当該学生と交わしていたのだが,どうも話が噛み合わない.私は29日だけしか空いていないと念を押しているのに,学生は,「では30日で」などと何度も言ってくる.話の流れで「2/2は4年生の卒研発表会だから,その夜にやったらどうだ?」とアドバイスしたところ,スケジュール調整のアンケートには,2/1の候補が追加された.あれれ?どういうこと?

研究室のOB・OGにも連絡が入っているので,OBの1人が見かねたか「先生,彼(幹事の学生のこと)が混乱しているのは,先生ご自身が30日OKって回答してるからですよ」と指摘してきた.いやいやそんなことないぞ?まだ耄碌するには早すぎる.あらためて自分の回答状況を確かめてみると,たしかに29日にだけにOKというチェックが入っている.

いやそんなことはないとスクショを撮って送り返してやると,飯尾は30日に丸を付けているじゃないかと,向こうからもスクショが送り返されてきた.それを確認すると,たしかに私が30日OKと回答していることになっている.はてさて,これはいったいどういうことだろうか?

ここでスクショ画面を並べてみよう.左が私の画面,右が彼の画面である.お気付きだろうか.

日付が1日ずつ,まるっとずれている.こんなことある?

なんでこうなっているんだろうと二人で議論した結果,それは時差のせいなんじゃないかという推測に至った.それなら,VPNを張って日本からアクセスしたテイで開いてみれば,日付は一致する?ということで,やってみたがこのズレは解消しない.

ここから先は憶測だ.覚えてはいないのだが,おそらく,最初にアンケート画面を開いたタイミングが深夜で,日本で0時〜2時のあいだ,こっち時間で前日の22時〜24時だった,ということかなと推測する.それで日付が固定化されて,私がそのアンケートにアクセスすると一日ずれて表示されるようになってしまったのだろう.

複数タイムゾーンをまたがる時間の取り扱いは,実装が難しい.私も,日本と東南アジアでの使用が想定されているアプリの実装で時間まわりの取り扱にいろいろと苦労している.世界で使われているアプリの開発に一度でも関わって,とくに時間関係の処理に携わったことがあれば経験するであろう問題ではあるものの,意外と知られていない落とし穴である.

LINEの開発者も,まさかこんな不具合が起こるなんて,想定もしていなかったに違いない.

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