リエントリーの申請をするために整理券をもらいにいったら「書類が足りない」とすげなく却下された飯尾の運命やいかに!の続き.はたして何が足りなかったのか.
「パスポートのコピーを出せ」という.ああ,そうか,そういえばそれが必要だった.コピー?持ってるよ.前回の申請のときにKMITLのスタッフが予備をたくさん用意してくれてたんだった.ちょっと待って……とカバンをゴソゴソしたのだが.
「コピーは新しく取らないとダメよ.だって,ビザが更新されてるでしょ」という.たしかに.そりゃそうだ.そして先週フィリピンに出国しているから,最新の入国スタンプがあるページのコピーも取り直さなきゃ.
というわけで,すごすごと引き下がり,再び,階下のコピー屋に行って,パスポートのコピーを撮り直したのである.動転していて,新しいビザのページ,最新の入国スタンプがあるページ,プロフィールのページと,3ページのコピーをお願いしてしまったが,プロフィールのページのコピーはすでに持っていたので不要だった.まあ,1枚2バーツ,誤差の範囲ではある.
コピーの束を引っ提げて,再度,整理券をもらいに行く.今度はOK,Cカウンターへ意気揚々と行ってみると,処理されてるのは100番前後,自分の番号は,206番.100人くらいキューに溜まっているのか.しょうがないな.
便利なもので,整理券にあるQRコードをスキャンすると,リアルタイムで「何人待ってるか」が出てくるようになっている(写真).
これがあれば,下の階のフードコートでゆっくりお昼をいただきながら,待っていられる.お腹が減ったので,いそいそと階下に降りて行き,ランチタイムと洒落込んでいた.待ち行列の人数は順調に減っている.お昼食べてる間に自分の番が来ちゃったらどうしよう.
すると,あろうことか.数字の減り加減が12時を過ぎてパッタリと止まってしまったのである.昼食を終えてイミグレーションに行ってみると,ドアが閉められて入り口は閉鎖されていた.職員もランチライムだ.なんてこった.お昼食べてる間に自分の番が来ちゃうなんて,杞憂もいいとこ.
午後の再開からだいぶかかって,自分の番が来たのが14時半頃.そこでもうひと悶着である.書類を出したら欄外に「モバイルの電話番号書け」と.あー,そうだった!前回それでわざわざsimを買ったのだった.
なかばパニックになりながらも「いやタイの番号持ってるんだけどね,今のケータイには日本のsimが入ってて,タイのsimは家に置いてきちゃったから番号が分からない.日本の番号でもイイ?」とダメ元で訊いてみた.すると「電話番号覚えてないの?しょうがないわねえ,じゃあメールアドレスでよいよ」と許してもらえたよ.我ながら交渉力付いてきたなあ.オッサンオバハンの図々しさはいとも簡単に国境をとび越える.
そんなわけで,リエントリーのスタンプが押されたパスポートを無事に手にしたのは,ずいぶんと遅い時間になってしまった.
今朝,Route 1のシャトルバスが着いたのは東側の出入り口,Gate 1だった.帰りは前回と同様,南側の出入り口,Gate 2から出た.ここに無料のシャトルバスは来るのかな?とキョロキョロしてみると,看板がある.バスが来る気配はまったくなかったが,看板があるということは,来るのだろう.しつこく待っていたら,20分ほどして,今朝のバスと同じ白いEVバスが来た.待てば海路の日和ありとはまさにこのことか.
それにしてもRoute Cと書かれていたのが不思議だった.行きに乗ったバスはRoute AではなくRoute 1だった.こちら,なんでRoute 3じゃないんだろう.
そして行き先がどうも違うらしい.まあ,どっかの駅の近くに行くだろうと,エイヤッと乗ってしまった.いくつかの停留所を経て,着いたのはナショナル・テレコム駅とラックシー駅のちょうど中間あたり.チェーンワタナ・ソイ5の入り口というなんとも中途半端な場所である.
ここにバスが来るということは,行きもここで無料のシャトル場所に乗れるのだろうか.しかし,今朝のバス乗り場に比べると,いかにも頼りないバス停なので,やや不安.やはり,ガバメント・コンプレックスからのシャトルバスのほうが安心である.
駅へはラックシーのほうが近いような気もしたが,道路を渡らずに行けそうなのはナショナル・テレコムなので,そちらに向かった.そこからはBTSで快適に戻れる.
いやはや,しかし,今回も難儀な手続きであった.あと1回,ビザの延長手続きで来ないといけないんだよなあ.冒険の旅はまだまだ続くらしい.













































