2023年2月18日土曜日の午後1時から夕方の6時頃まで,第3回「にこP」シンポジウムが中央大学多摩キャンパスの3105教室とオンラインでのハイブリッド形式で開催された.
参加者は日本,台湾,タイ,マレーシア,インドネシアの各国各地域から40名程度であり,発表の内容は,2022年度に実施した日本と各国の学校を結んで行われたオンラインでの異文化間交流活動の実践報告である.小学校のペア1組,高校のペア9組の報告を中心に,事例紹介や意見交換が行われた.
実践報告シンポジウム
次の写真は,教室での発表の様子である.
こちらはネットでの配信状況.海外から参加されている皆さんが並んでいる.なお,拍手アイコンが出ていることでお分かりかと思うが,これは終了時にとったスナップショットなので,実際の参加者数よりは少なくなっている.先に述べたように,実際にはもっと多数の皆さんにご参加いただいた.
今回,皆さんからの報告を聞いていて感じたことは,一応はテンプレートがある「にこP」のプログラムにおいても,皆さん様々な工夫を重ねられて,いろいろと楽しまれていたということ,および,そのバラエティの豊かさである.
かくいう私も,タイのKMITLとうちの学生を交流させている大学生版「にこP」では,たんに話をさせるだけでは大学生らしくもなかろうと,対話の後に議事録を作成させたり,プレゼンテーションを共同作成させたりといった応用編を実施している.2年目の今年は,2回のオンライン交流に加えて来月とうとう現地訪問でタイを訪れることになった.
Come and join us!
来年度の「にこP・2023」実施に向けて,既に準備活動は進められている.2023年度は体制をさらに強化して,参加校の拡大を計画中である.さらに,次回の「にこPシンポジウム」は高雄師範大学の協力により,台湾の高雄での開催が既に予定されている.
このプログラムは,実は参加する生徒や学生の熱意もさることながら,指導する先生の情熱が不可欠である.たしかにいままでにあまりない指導をしなければならないので,手探りで行うことに躊躇を感じる皆さんもいることだろう.しかし,そこは一般社団法人ことばのまなび工房(WILL)から我々が可能な限り支援するので安心していただきたい.
参加した児童,生徒,学生の楽しそうな顔をみるだけでも,この活動を実施した甲斐があったと感じるシンポジウムであった.皆さんも,にこPコミュニティに参加しませんか?
お問合せはWILLまでお気軽にどうぞ.
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