プロジェクトマネジメントなどにも応用されるPDCAサイクルという考え方がある.Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(検証)→ Act(対処)の手順を,順次,回していこうという考え方である.
P→Dは分かりやすいので簡単だろう.物事を成すときに,計画してそれを実行せよということである.これは誰でも理解できる.しかし,PDCAサイクルで本当に重要なのは,その後のC→Aの部分である.チェック「C」のフェーズで計画がきちんと実行できたか,そのやり方は効果的であったかなどを検証し,もし計画通り実行できていなかったら,問題点を是正する措置を行う.そのアクト「A」が重要なのだ.
CとAのフェーズなしに,P→Dを繰り返しているばかりでは,何の進歩もない.P→Dの後に適切なC→Aを行うことにより,少しずつであっても前進していける,という概念である.
ところで,コの業界には「こんなPDCAサイクルは嫌だ」というモデルがある.ずばり,Plan → Delay → Cancel → Apologize and/or Abandon というものだ.計画はしたものの,遅れが溜まり,結果としてキャンセル,謝罪に追い込まれ諦める,そんなPDCAサイクルは嫌だ.ていうか諦めちゃったらサイクル回らんやん.かの安西先生もおっしゃった.「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と.皆さんガンバロウ.
追記:
PDCAの別の解釈として,Please Don't Change Anything なるものを教えていただいた.まさにコの業界ならではであろう.Planの結果,頻繁な仕様変更が発生.プチPDCA(Please Don't Change Anything)が生じた結果,計画はDelayし…… ちーん.南無南無.
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