2020年6月19日金曜日

オンライン発表とタイムキープ問題

先日のオンライン研究会では,タイムキーパーを用意しなかった.まあ,面倒くさかったといいう面もあるけれど,不要なのではないか?と考えたからだ.

PC画面と時計

オンライン発表の場合,発表者は必ずPCに向かっているので,そもそも,PCの画面ってだいたい隅っこ(下だったり上だったりするメニューバーの端っこ)に時計でてるじゃん?と考え,だったらタイムキーパー要らないのではないかと考えた.もっとも,オンライン発表でも,スライドショーモードにすると,1画面しかない場合はスライド資料が全画面表示になってしまうようなので,これは勘違いだったということが判明したが.

そもそも,オンライン発表だったらデュアルディスプレイのハードウェアがなくても,ソフトウェア的にネットワークにスライド資料画面を送出すればいいわけだから,手元は発表者支援画面だけでも良いんじゃないかと思ってもみたりして.と,これはちょっと脱線した話.

……などとSNSで議論していたら,PowerPointを使っているのであれば「スライドショーの設定」から「出席者として閲覧する」というモードを選べば,全画面表示ではなく1つのウィンドウ上にスライドショーが表示されるので,それを画面共有すればよいだろう,という解を頂いた.なるほどこれは便利だな.Keynoteにも似たような機能ないかなー?

発表者の自主性を尊重すべき?

ところで,国際会議などではそもそもタイムキーパーが居ないことも多い.セッションの枠のなかで,自由に議論すればいいじゃないのという感覚だろう.それはそれで,大人な対応というか,そもそもそうあるべきなんじゃないかなという気もする.たまに,暴走して時間を大幅に超過してしまう発表者が出てくるという弊害もあるが,まあ,それはタイムキーパーを用意したところでそういう人は出てくるときは出てくるし,違う問題かな?

さて,話を無理やり学生の発表に振る.ゼミの発表などでも同じことは当てはまるだろう.これまで,対面式のゼミの発表でも,あえて,時間管理をすることは私はしていなかった.議論が盛り上がったら,それはそれでよいではないか.どうせ毎週決まった時間にやるのだから,1週間くらいズレても問題なかろう,というおおらかなスタンス.まあ,卒論提出間近とか,時間にデッドラインがあるときは別として.

オンライン発表だと時間管理は容易になるのでは?という仮説は,たんなる印象をまだ越えていない.しかし,いずれにしても,厳密にギリギリやることばかりが最適解ではないということはいえるだろう.

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