2020年6月7日日曜日

オンライン講義のスタイル再考

昨日のオンライン研究会に寄せられたコメントに,「セッションでものすごくスライドの文字が小さい方,マウスのカーソルをぐるぐる回す方がおられるので聴講者の立場に立ってカイゼン願いたいです」というものがあった.いや,正確には同研究会で使用した拙作の支援システムの評価アンケートに書き込まれたものだ.システムについては別稿に譲るとして,今回はこの問題について考えてみたい.

スライドの文字が小さい問題

これは本当に悩ましい問題である.オンラインになる前から,1枚のスライドに小さい文字で情報を詰め込む傾向のある方はいた.老眼が進んで小さい文字が見づらくなっている私なので,そういう状況を考慮して,最近,リアルの講演会や研究会などでは,なるべく前のほうに席を陣取るようにしていた(後ろのほうに座っている人は聴講態度がよろしくない傾向もあり,気が散るからという別の理由もある).

気の利いたコミュニケーション指南本,発表資料の作り方などをみると「スライドの文字は30ポイントより大きくしましょう」などと書いてあり,私もそういうものだと思って資料を作成してきた.オンライン講義になって,この問題が,より顕在化したようだ.

そもそも対面講義のころから,配布したスライドをスマートフォンの小さな画面でちまちま見ながら学習している学生は少なからずいた.「そんな小さな画面で見てると,小さい人間になっちゃうよ」などと,気付いたら指摘していたが,オンラインだとそうもいかない.オンライン講義になって,ベッドで寝ながらスマートフォンで視聴,なんていうパターンは容易に想像できる(自分が学生だったらやりかねない).

まあ,好きに視聴できるので必要に応じて自由に拡大できるからいいじゃん,と,突き放すのは簡単だが,やはり,教員のほうで配慮してあげたほうがよいのではないだろうか?小さい文字を詰め込むクセを付けてしまうと,高齢者相手に話をするときにも嫌がられるかもしれないし.

マウスカーソルぐるぐる問題

これは実はちょっと私にはよくわからない.逆に,マウスポインタをレーザポインタのような形にして「ここ見てください」と言わんばかりの説明をしていた方の発表を聴講し,こんな工夫もあるかなと思ったくらい.

しかし,クセでぐるぐる回しちゃう人もいるのかも.それは少し鬱陶しいかもしれないねえ.そんなクセがある人は,少し気を付けてみたほうがよいだろう.自分が気付いていないところで「あの先生のマウスぐるぐる気が散るよねー」と言われているかもしれないのでご注意を.

(追記)
「ここ」とか「そこ」とか,説明時にそんな指示語が発生するような資料はそもそも失格だ!というご指摘を頂いた.まあ,そうかもね.動画を使わない音声配信型のオンライン講義をやってみると,そのあたりの機微も分かるようになる.音声のみだと指示語はNGワードだからね!w

某ツイートより

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