2025年10月30日木曜日

在留届(お気楽クルンテープ通信 Vol. 4)

3ヶ月以上海外に逗留する在留邦人は,外務省に「在留届」という書類を出さないといけないらしい.こういうの,誰も教えてくれないんだもん.初めての人はわからないよねー.

旅券法第16条の規定で,外国に住所等を定めて3ヶ月以上滞在する日本人はその住所等を管轄する日本大使館・総領事館へ在留届の提出が義務付けられているとのこと.なお,この堅苦しい表現は外務省のウェブサイトにあるFAQに書かれている文言を参考にしたのだけれど,住所等の「等」ってなんだろうな?

在留届を出しておくと,緊急事態が発生したようなときにそこに連絡が来るなんてこともあるようで,海外在留邦人の強い味方というわけだ.もっとも,政府側でも海外に出張っている邦人の実態を把握しておきたいという管理面の狙いはあるだろうが.唯我独尊,孤軍奮闘,雑草魂……,反体制を気取る私とはいえそこまでマヌケではないので,こんなことで無駄に抗ってもメリットはない.私のプライベートな情報まで素直にまるっと差し出すことにしよう.

というわけで,在留届なるものを提出した.日本人がタイの銀行で口座を開設する際に在留証明書なる書類が必要になるらしく,在留証明書はこの在留届が前提になっているのだろう.在留届がなければ在留証明書も発行してもらえないはずだ.いろいろ調べていて在留届の存在をたまたま見つけた.見つけられてよかった.銀行口座が作れないどころか不法滞在になるところだった.ならないか.

昨今は便利なもので,オンラインで在留届の情報を提出できるオンライン在留届という制度がある.オンライン在留届のウェブサイトにあるフォームにポチポチと情報を入力し,「必須」とあるところは全て埋めたら,簡単に届出できた.あっけなく終わってちょいと拍子抜けしたくらい.

ちょっとだけ困ったのが自宅の電話番号を入力させるところ.なぜかっていうと,電話ひいてないから.携帯電話もデータ通信オンリーのe-simなので,電話番号はあるようなないようなという感じ.いちおうなんか番号めいたものは付いているのだが,音声通話はできないし.なにしろ15日間ごとに激安e-simを買いつないで凌ごうという作戦なもんだから,そもそも番号もコロコロと変わってしまう.

いまどきの通信手段は電話に限らないのだから,電話番号を求められても困っちゃうのよねー.と,愚痴をこぼしていてもしょうがないので,KMITLの先生の電話番号を入力しておいた.適当だな.マイペンライ.まあ,何かあったときは,そこに連絡が行けばいろいろ伝わるでしょう.

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