久しぶりの「こんなところでHCD」シリーズ,4回目はポルトガルはポルトのホテルから.ホテルといえばBAD UIの宝庫,それもバスルームは鬼門といえよう.そう,今回もバスルームからお届けする.
さて,この写真を見ていただきたい.皆さんだったら,適切な温度のお湯をバスタブに注ぎたいときに,この蛇口,どう操作します?さらに,シャワーからお湯を出したいときは,どうする?
直感的じゃないデザイン
ぱっと見て,右側のノブを捻ると水が,左側のノブを捻るとお湯が出るだろう,そう考えたのではなかろうか.青と赤のポッチが,水とお湯をイメージさせるし,水とお湯のそれぞれの量を加減して適切な温度のお湯を出すような蛇口は,よくある.
シャワーに水を流すのはどうするか.いろいろといじっているうちに,ノブを手前に回すとカランから,奥側に回すとシャワーから出てくる,ということが分かった.
さあ,これで快適なお風呂に入れるぞ,と思ったが,何かがおかしい.
実は,大きな誤解をしていたのである.左側の赤ポッチが付いているノブは,お湯を出すためのものではなく,温度調節だったのだ.シャワーからお湯を出そうとして両側のノブを奥に回したら,ものすごく熱いお湯が出てきてチョー焦った(やけどするかと思った).
日本の製品であれば,左の温度調節ノブには,次のような表示が描かれるはず.これを赤ポッチだけで示すのは,無理があろうというものではなかろうか.
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