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2022年3月12日土曜日

ハイブリッド会議の最適解(続・ハイブリッド開催の経験から)

以前,「シンポジウム,ハイブリッド開催の経験から」と題してオンライン・オンサイト併用のイベント開催について,いかにハウリングを防止して円滑に進行するかを考えてみた.昨日,研究会をオンライン・オンサイト併用で開催し,ハイブリッド会議の最適解が見つかったので,ご紹介したい.

ずばり,次図のような設定がよいようである.この設定であれば,特別な装置を用意する必要もなく,円滑なハイブリッド会議を運営できる.

まず,教室に持ち込んでオンライン会議システムに繋いでいるPCは,全てミュート(スピーカも消音)にする.ただし,そのままだとオンライン側に音声が伝わらないので,表示用PCだけミュートを外し,マイクとスピーカをonにする.なお,音声出力の設定は,HDMI経由で教室スピーカから出力とする.

発表者用PCもミュート・消音にする.また,発表者用PCもZoom等にログインするが,その画面を直接表示してしまうのは若干,都合が悪い.したがって,画面共有状態にしたものを表示用PCで受けて,スクリーンに提示する.そのようにすれば,発表者側のゴチャゴチャした画面がスクリーンに表示されることもなく,都合がよい.教室とオンラインで同じ画面を共有できる点もメリットの一つかも.

教室内の発表者や質問者の音声は,マイクで拾えば教室内で共有できる.その音声を表示用PCで拾うことで,オンライン側にも音声が通じる.マイクを使わないとオンライン側に伝わりづらいようなので,マイクで十分な音声を提供するところがポイントである.

一方,オンライン側は,通常のオンライン会議と同様に対処すれば十分で,何の工夫も必要はない.オンライン側から発せられた音声は,表示用PC経由で教室スピーカから出力されるので,オンサイトで聴いている全員にきれいに伝わる.

この設定で,オンライン側が音声を発しているときも,とくだんにミュートにする必要はなかった.おそらくTV会議システム側で,フィードバックループがかからないような処理がなされているのだろう.ハウリングが発生することはなかった.

2022年2月27日日曜日

シンポジウム,ハイブリッド開催の経験から

(この内容は「ハイブリッド会議の最適解(続・ハイブリッド開催の経験から)」でアップデートされています.そちらをご参照ください)

2022年2月26日,中央大学iTLにて「にこP実践報告シンポジウム」が開催された.COVID-19の感染状況が芳しくないため,対面(オンサイト)とオンラインの併用での実施であった.参加者は40名ほどで,そのうち会場に来場したオンサイト参加者は1/4の10名程度であった.

ハウリング対策(オンサイトが主のケース)

オンサイトとオンラインの併用はいろいろと気を遣うことが多い.とくに問題となるのが教室で集まってオンライン会議システムに皆がログインすると,ハウリングが生じやすいという点である.

オンサイトが主で,オンラインが従である場合はほぼ問題はない.発表者だけに配信用のPCを用意,あるいは,発表用と配信用のPCを限定的に用意して,プロジェクタには配信用のオンライン会議画面を投影すればよい.基本的に発表用PCのマイクだけONにしておき,スピーカーとその他のPCのマイクは全てOFF(ミュート)にしておけば,ハウリングは生じない.

なお,この方法のよいところは,HDMIケーブルを抜き差ししてとか,外部ディスプレイ設定がうまくできないとか,そのテのトラブルが生じない点である.さらに,今回使った教室ではPCの画面を無線で飛ばしてプロジェクタで投影する機能が備えられているのだが,投影するPCを配信用PCに限定しておくことで,「全てのPCでその機能の恩恵を受けられる」という利点も享受できる.ネットワークに繋がりさえすれば,参加者が持ち込んだPCの資料を簡単にプロジェクタへ投影できるというメリットがある(マイクはミュートとしておく).

ハウリング対策(オンラインが主のケース)

問題は,オンラインが主のケースである.ネットワークの向こう側から発信される資料を共有する点は問題ない.配信用PCの画面をプロジェクタに投影しておけばよいという点は先に述べたケースと同様である.

ここで問題となるのがオンラインから配信された音声をどうするか.工夫しないとすぐにハウリングが発生してしまう.簡単な解決策は,全員デバイスを用意して全員がイヤホンで聴くという方法である.これであればハウリングは発生しない.音声だけ聴こえればよいので,スマートフォンでオンライン会議に参加してもらうという点が妥当なところだろう.

もう一つの方法は,配信用PCの音声だけ,会場のマイクで拾って教室に流すという手である.この方法だとハウリングを起こさずに教室内に音声を流すことができる.ただし,教室側で誰かが話しているときにスピーカーがONになっていると発話のタイムラグが生じて話者が話しにくくなるので,オンライン側が発生しているときだけスピーカーをONにするなどの工夫が必要となり,オンラインと教室でインタラクティブな議論が生じると,操作者はけっこう忙しい.オンライン側からはチャットで質問をもらうなどの工夫が必要となるだろう.

2022年2月11日金曜日

連絡不行き届きに注意

ツールを過信すべからず(とくにそれがソフトウェアの場合には!)というお話をしたい.

先日,某所からオンラインでインタビューをさせてほしいという連絡を受け,快諾した.で,ZoomのURLを送ったから,というメッセージがメールで届き,別途,Zoomから自動で発信されたと思しきメッセージも受け取った.

ところが,URL送ったから,というメールには時間が書いていない.時間は何時?という返信を送ったあと,学生が研究室にやってきてその対応をしていたり,別の作業にかまけていたら,すっかりその件を失念してしまった.夕方に再びメールをチェックしたところ,

I had shared today’s invite with you for 4:30pm-5:15 pm Japan time.

というメールの後に,16:30過ぎのタイプスタンプで次のような恨み節が届いていた.

I dialed at 4:30pm

時間の調整なんて当日じゃなくてもっと前にやってくれよ!と思ったものの,その後のメールのやりとりで,翌日に再調整することとなった.

ところが,翌日のやりとりで,新たなZoom URLと,次のようなメッセージが届いたのである.

I will just share a revised invite for our discussion tomorrow.

ところが,ここにも,時間の情報が書かれていない.業を煮やした私は,時間は?!時間を教えろよ!と再度督促したわけだ.すると,

I had shared the invite with you...

とのメッセージが.まあ,このメッセージに日時が書かれていて,結局はオンラインインタビューを受けることができたのだが,何この山羊さんゆうびんみたいなやりとり?

結論を言うと,Zoomから発信されていたメッセージに時間が書かれていたのである.しかし私はそれを読むことができなかった.次の図は当該のメールである.▶︎をクリックすると,情報がびろーんと出てきて,そこに時間が書かれていた.

これ,気付かなかった私が悪いのか?そんなところクリックできて,そこに隠されているなんて,誰が分かろうというものだろうか?