横浜にオフィスを構える某社を訪れて打合せする約束があった.午後イチの訪問予定だったので,少し早めに行って中華街で腹ごしらえを目論んだ.目指すは横浜中華街,香港路は安記のお粥である.
久しく訪れていなかった中華街,前回はいつ来たろうか.何年も前なことは間違いがない.みなとみらい線の元町中華街駅から歩き,東門から入る.道路がきれいになっていて,ずいぶんと垢抜けた印象を受けた.昼食にはいささか早い時間帯だったものの,焼き小籠包や大ぶりの肉まんなど,今でもあちこちで行列ができている.
香港路……,香港路……,中華街のメインストリートを西に向かって歩いていけば,左側に隠れるような入り口があるはず.少し歩くと……,見ぃつけた.
お粥の名店,安記は香港路に入ってすぐのところにある.なお,この路地には他にも海員閣という老舗の名店があるが,最近はお店の事情で営業をだいぶ縮小しているらしい.営業しているうちに,また行っておいたほうがよいかも.
さて,今日は安記である.もうすっかりお粥の口になっている.扉を開けて,店に入るなり,おばちゃんが「今の時間はお粥だけだけど」と告げてくる.ばっち来いやー!こちらはそのつもりで来ているのだよ.
メニューを見ずに,一言,「とりのお粥」と注文.880円.昔はもっと安かったような気がするが,このご時世だもの,仕方ないか.
待つことしばし,あっつあっつのお粥が運ばれてきた.これこれ.シンプルながら,抜群に旨い中華粥である.
レンゲで掬いながら,ふうふうして食べる.美味しいからといって,慌てて口に入れてはいけない.ヤケドする.
もう,一口一口が幸せを感じる旨さ.食べ進むと下のほうから鶏肉片たちがひょっこり顔を出す.これも旨い.トッピングの油条スライスもいい感じにふやけて旨い.途中で薬味を投入,それも旨い.気付けばあっという間に食べ終わっていた.
修学旅行のシーズンなのか,中華街は中高生で溢れていた.あいにくの雨模様だったが,久しぶりの中華街,安記のお粥で大満足である.
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