2021年1月11日月曜日

オンライン試験の工夫

オンラインで試験をどう実施するか. なかなか頭の痛い話題である.前期は各大学でそれぞれの先生方が様々な工夫をこらしてやっていたようだったが,コレで完璧というような解は報告されなかったように思う.

幸にして,今学期,私は演習科目とプログラミングの講義のみ担当しているため,試験については悩む必要がなかったのだが,それでも,成績評価とは別にプログラミングの講義では試験相当の実力テストをしてみようということになった(成績は,最終的にプログラム作品の提出を求めており,それで評価する約束になっている).

さて,オンラインで試験をどう実施しようか?と考えた末に,全部で60問という大量の小問にどれだけ対応できるかを問うことにした.ネットを参照することは問題なし,というかどんどん調べなさいというスタンスをとる.チートではなく,どうせ実際にプログラミングするときはネットで調べながらやるのだから,かえってそのほうが能力を測ることになるだろうという判断である.いまの時代,全て頭のなかにあることを求める必要はありやなしや?

もちろん,基本的なところをいちいち調べながらやっていたら時間がいくらあっても足りないので,基本的なスキルがきちんと身についている学生であれば,検索に頼らずとも解答できるはず.そしてそれでなければ最後まで到達できないという問題数と時間設定である.

実際に自分でテストしてみたところ,100分の時間内に全問解答するのはなかなかしんどくて,出題者でありながらギリギリという状況だった.学生だとどこまで到達できるだろうか.まあ,力試しとしてはこんなものかな.

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