講義の目的と到達目標
社会情報学基礎演習(1)に続き記録情報学の専門的基礎を学ぶ.講義の内容
記録情報学では,「理論形成」とそれを実践できる「情報技術」が重要である.ただし,理系的な技術ではなく,哲学,論理学,歴史,文学,言語学,意味論,数学,心理学,社会学など人文社会科学やリベラルアーツに基づくもので,なによりも,人間の情報・知識の表現と獲得,情報分類学(オントロジ)を対象にする.特に意味論からのアプローチについて研究する.
講義計画・資料
- 情報の構造化と取扱い
- 情報を構造化して扱うことの重要性と,具体例について学ぶ.
- 構造化文書の作成,文書構造の記述とページ記述言語
- テーマを掘り下げて細分化することによって構造を持つ文書を作成する方法,および,文書構造を記述するための言語とページ記述言語の違いについて学ぶ.
- 構造化文書の表現方法(1)
- ワープロソフトを用いて構造化された文書を作成する方法について学ぶ.
- 構造化文書の表現方法(2)
- ワープロソフトを用いて構造化された文書を作成する方法について学ぶ(続き).
- 構造化文書の記述方法(3)
- HTMLを用いて構造化された文書を作成する方法について学ぶ.
- 構造化文書の記述方法(4)
- LaTeXを用いて構造化された文書を作成する方法について学ぶ.
- 構造化された情報の取扱い
- インターネットにおいて,情報がどのように構造化されて扱われているかについて学ぶ.
- セマンティック・ウェブ(1)
- インターネット上に溢れている膨大な文書を,意味を考慮して扱うしくみについて学ぶ.
- セマンティック・ウェブ(2)
- インターネット上に溢れている膨大な文書を,意味を考慮して扱うしくみについて学ぶ(続き).
- 演習に関する作業方法の提示
- 演習テーマの提示と資料の作成,発表方法について説明する.
- 演習発表(1)
- 演習の成果を発表,各発表について受講者でディスカッションを行う.
- 演習発表(2)
- 演習発表の続き.
- 演習発表(3)
- 演習発表の続き.
- まとめと振り返り
- インターネットにおいて,情報としての「データ」がどのように扱われているかについて学ぶ.
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