2014年9月20日土曜日

「情報システム開発」(中央大学,2014年後期)

講義の目的と到達目標

情報システムの開発に関する意味論とソフトウェア工学の理論と技術を学ぶ.

講義の内容


情報システムの設計で学んだ意味論とソフトウェア工学の理論と技術を活用して,具体的なシステムの開発を行なう.また,実際に事例とした情報システムをプログラミングすることによってシステム開発を体得してもらう.

講義計画・資料

  1. 情報システム開発 その要点
    • 本講義のアウトラインについてのオリエンテーションを行う.
  2. 代表的な情報システムの構造
    • 現在の代表的な情報システムとして,Webアプリケーション,DBアプリケーション,組込みシステム,デスクトップアプリ等の様々な種類について学ぶ.
  3. Webアプリケーションの基礎
    • Webアプリケーションの基礎として,HTMLやJavaScriptの基本について学ぶ.(演習の準備)
  4. Webアプリケーション演習(1)
    • HTMLとJavaScriptを用いた簡単なアプリケーションの制作演習を行う.[PC教室(3452)で実施します]
  5. Webアプリケーション演習(2)
    • HTMLとJavaScriptを用いた簡単なアプリケーション制作演習の続き.グループ演習の発表を行う.[PC教室(3452)で実施します]
  6. プログラム言語と部品・モジュール化と部品展開(第6回)
    • システムを部品化して開発の効率化を行う方法について学ぶ.
  7. プログラム言語と部品・モジュール化と部品展開(第7回.11月12日は続けてこの回を行います)
    • システムを部品化して開発の効率化を行う方法について学ぶ.
  8. C言語による情報システム開発の基礎
    • 後半はCによる情報システムの開発を扱う.Cによるプログラミングの復習と確認を行う.(基礎,デバッグとプロファイリング)[PC教室(3452)で実施します]
  9. プログラム言語と部品・ライブラリとヘッダファイル
    • プログラム部品を利用したシステム開発の具体例として,ライブラリの考え方と利用方法について学ぶ.[PC教室(3452)で実施します]
  10. 情報システムのプログラミング・その構造化設計と開発
    • 実際の情報システムを具体例として,構造化設計の実際と開発の進め方を確認する.
  11. 情報システム開発プロジェクトの管理
    • プロジェクトを管理するという考え方と,なぜプロジェクト管理が必要なのか,代表的な手法のPMBOKについて理解する.
  12. システム開発プロジェクトの管理法(1),WBSとスケジュール
    • プロジェクトで実施する作業を細分化するWBSと,スケジュールの立て方について理解する.
  13. システム開発プロジェクトの管理法(2),コストとリスク
    • プロジェクトにかかるコストや,リスクについての基本的な考え方を理解する.
  14. システム開発プロジェクトの管理法(3),品質管理,チームマネジメントとコミュニケーション管理
    • 成果物の品質管理や,プロジェクトを実施する人的資源の管理方法について理解する.
  15. 期末試験

講義資料アーカイブ

各回の講義資料PDFをZIPで固めたファイルを下記から取得可能.

講義の進め方

座学を中心に講義を進めるが,要所要所で実際に手を動かして確認する演習の時間を用意する.また,教科書の代わりに本ページに用意した講義資料を用いて講義を実施する.

成績評価

出席状況,試験,小テストなどの状況を勘案して評価する.

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