講義の目的と到達目標
紙の資料からデジタルコンテンツまで,図書館資料の分析技術を通じて,分類技術,索引技術,シソーラスの利用,Webによるメタデータの理解を深める.
図書館を情報システムとしてモデル化して,その仕組みについて具体的に図書館情報技術を論じる.
講義の内容
図書館業務に必要な基礎的な情報技術を修得するために,コンピュータの基礎,図書館業務システム,データベース,検索エンジン,電子資料,コンピュータシステム等について,および,図書館業務とサービスにおける情報技術やインターネットの活用について解説する.
講義計画・資料
- 図書館情報技術の全体像
- 技術の全体像.図書館情報とは何か,その全体像を概観する.
- コンピュータとネットワークの基礎
- コンピュータとネットワークの基礎について説明する.
- 高度情報化社会
- 社会における情報技術の位置付けについて説明する.(おまけ:ビッグデータについて)
- 図書館における情報技術の活用
- 図書館における情報技術活用の現状について説明する.
- 主題と記録
- 主題と記録,概念.図書などの記録とその主題について説明する.
- 分類法,検索法
- 分類法・検索法.タクソノミー,クラス,シソーラスなどについて説明する.
- データベースとメタデータ
- データベース.情報のメタデータとその蓄積について説明する.
- データベースの仕組み
- データベースの仕組み.データベースの設計と開発について説明する.
- インターネットとWeb
- インターネットとWeb.データベースとインターネットについて説明する.
- 検索エンジン,デジタルライブラリ
- Webと検索エンジン.デジタルライブラリの仕組みについて説明する.
- Webとメタデータ
- デジタルメディア
- 図書館で今後重要となる,電子書籍とデジタルアーカイブについて説明する.
- 情報セキュリティ
- インターネット上のデータの取扱いで重要なセキュリティについて説明する.
- まとめと課題,将来展望
- まとめや様々な課題,および,図書館情報技術の未来について考察する.
- 期末レポート作成
講義の進め方
座学を中心に講義を進めるが,要所要所で実際に手を動かして確認する演習の時間を用意する.また,教科書の代わりに本ページに用意した講義資料を用いて講義を実施する.
成績評価
出席状況,最終回に実施するレポートなどの状況を勘案して評価する.
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