2025年8月10日日曜日

日本語版タイポグリセミア?

昨日,COSCUP 2025で「Typoglycemia: An Experimental Study between Complexities and Cognitive Levels」というタイトルの講演をした.なぜCOSCUPでこんなテーマのお話を?というのはさておき,講演後のQ&Aでは「中国語でも似たようなものがある」と現地の参加者から意見を頂けたのは大きな収穫であった.

ところで,中国語は分かち書きをしないし,表意文字だとタイポグリセミアはそもそも成立しないのではなかろうかと疑問を持っていたが,どうもそうではないのかもしれない.この3月に卒業したOさんが実施した実験は,ひらがな文に限定し,かつ,日本語でありながら分かち書きをした「ひらがな版タイポグリセミア」を用いて行っていた.

というわけで,はたして分かち書きのない言語ではどうなんだろう?と気になって眠れなくなったので,急遽,普通の日本語で作ってみたタイポグリセミア文が次の例である.

皆さんは,読めますか?

広い視野を持とう

皆さんチャンスがあったら積極的に海外に行ったほうがいい.それも,日本人がうじゃうじゃいるところでは意味がない.日本人という属性は使わずに済むところがよい.

たとえば次の写真,これは,ベトナムのホーチミン市でたまたま撮った写真である.

この可愛らしい車は,Vinfast(という会社)のVF3(という車種)である.皆さんVinfastという会社,知ってましたか?

Vinfastはベトナムの自動車会社である.ベトナム最大手の財閥であるビングループの自動車会社である.ここのところ急成長している.毎年夏にホーチミン市に来ていて,年を経るたびにVinfastの車が増えていることに気付く.そのくらいの驚くべき成長具合である.ベトナム社会の成長を実感する.

そしてこのVF3という車,昨年訪れたときには見なかった.調べてみたら昨年遅くに発売された車種とのこと.マイクロSUVという謳い文句で販売しているらしい.日本の軽自動車より小さいか,もしくは,同じくらいか.ベトナムの街は日本と同様にコマコマしているので,このくらいのサイズが適切なのであろう.

そのようなことを学ぶためにも,実際に自分の目でみて,理解するという態度が重要である.

2025年8月9日土曜日

2025年度ベトナム研修

毎年,8月の第2週に開催しているベトナム研修,今年は8/3〜8/8のスケジュールで,無事,開催された.今年で8回目の開催である.昨年の様子は「2024年度ベトナム研修」をどうぞ.毎回,NECベトナムの皆様には多大なご協力,ご支援をいただいている.この場をお借りして御礼申し上げます.m(_ _)m


今年の中央大学からの参加者は3年生6名であった.昨年と同規模である.8/3の22時半に羽田空港に集合し,深夜便で,HCMCに向かった.

研修の様子

研修のスケジュールは,ほぼ例年どおりの,次のようなものである.

  • 8/3, 22時30分羽田空港集合,深夜便にてHCMCへ
  • 8/4, ホテルチェックイン後 e-Town に移動,昼食,午後,NEC訪問,NECの皆様によるレクチャーとWSの用意(会場準備,お茶菓子の買い出しなど)
  • 8/5, 日越合同Workshop初日.自己紹介,イントロダクション(飯尾),プレゼンテーション(日本側参加者・ベトナム側参加者),グループワーク
  • 8/6, 日越合同Workshop二日目.グループワーク(続き),プレゼン準備,最終プレゼンテーション・講評,閉会式
  • 8/7, 市内視察,夜便にて帰国
  • 8/8, 早朝,羽田空港着.解散

今年もグループワークでは活発なコミュニケーションが行われ,最後は素晴らしいプレゼンテーションとディスカッションができただけでなく,いつものように日本とベトナムの学生たちの友好関係が築かれた.