Wordで文書を書いていると,たまに「エラー!参照元が見当たりません」というエラーにぶち当たることがある(図).
この図は,次の手順を実施した後の画面である.
- 図版を入れ,キャプションで図表番号を挿入する.
- 「相互参照」で図の番号(図1)を本文中に挿入する(「図1を参照してください.」となる)
- 図版をキャプションとともに丸ごと削除する.
- 本文中の「図1」をハイライトし,コンテキストメニューから「フィールドの更新」を実施する.
参照されているはずの図表番号がないので,めでたく?「エラー!参照元が見つかりません」というエラーになる.
日本語おかしくない?
このエラー,印刷しようとした瞬間,あるいはPDF化しようとした瞬間に発生することがあり,やっかいなエラーである.卒論やら修論やらでよく見かけるので,ちゃんとチェックしてから印刷せえよと長年苦々しく思っていたのだが,そのタイミングで生じてしまうので,致し方ないといことが分かった.善後策としては,まずPDF化して,このエラーが生じていないことを確認して,そのあとで印刷(ないしは電子的に提出)するしかない.
まあバッドノウハウっぽいワーカラウンドはともかくとして,このエラーメッセージ,なんかおかしくないですか?参照している先が無くなっちゃっているので,「エラー!参照『先』が見つかりません」なんじゃないのかと思うんだけどなーと長いこと考えていた.
もともとは……
なんでこんなエラーメッセージなんだろうと不思議に思っていたら,もともとの英語版だと「Error! Reference Source Not Found」なのだ.Sourceだから「元」に訳しちゃったわけね.英語と日本語で感覚が違う「go / come」の違いみたいなものだろうか.
いずれにしても,ソフトウェア作成者には教養が求められるよねえ,というお話.
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