EdTechZineに寄稿した「講義のオンライン化がもたらした恩恵――反転授業の実践にむけて」で説明した方式は,なかなかいい感じでハイブリッド授業を展開することができることがわかったので,2021年後期は別の科目にも展開することにした.
ところで,ここでちょっと悩んでしまう事情が発生した.11月のとある週,反転授業を教室で実施すべき時間に,東京都の某委員会に関係するイベントに出席しなければならない状況が発生したのである.
これまでであれば,とりあえず休講にする,一択であった.しかし,今回は判断が難しい.教室での対面講義は中止,それは致し方ない.実際,物理的に無理なのだから.オンラインでリアルタイム授業を配信することも,難しそう.ということで,やはり休講ということになるだろうか.
しかし,オンデマンド動画による授業動画は作るのだ.それは当初からその予定である.面接授業も半分まではオンラインにしてもよいという指針もある.それを考えると,休講と案内する必要はないのかもしれない.
ただし,学生が教室に集まってもらっても,そこに私が行けないので,「その日,教室での演習はありません」と学生にはアナウンスしなければならない.休講じゃないけど休講,みたいな.取り扱いはどうすべきだろう.事務室に相談だなあ.いろいろ,難しいぞ.
いつも大変お世話に成っております。
返信削除余談ですが・・・
毎年開催される全国産業衛生大会ですが、
いつも開催場所が全国都道府県違って開催され
期間中、講演や最新の安全製品の展示会と行っていて、
民間企業が色々参加して、中小企業も開催場所に同行してます。
今年は、期間中の講演や展示会の開催・ライブ配信とオンデマンドによる24h観れる方式でした。
オンデマンドIDを取得するのですが、1人=\15,000円掛かるということで、
登録をある民間企業へ参加する事を伝え取得したのですが、
もう一社の民間企業もわたくしのアドレスで申請をしようとして申請できませんでした。
最近では、コロナ感染防止での環境がものすごく変わったんだなとの印象と
もう少しおおくの人に参加できるサービスにならないのか・・・・等、
開催場所や計画する人たちのことを考えたらとか、開催する側と参加する方々の
双方で納得のいくイベントって難しいのですね。
コメントありがとうございます.いろいろ試行錯誤ですね
削除EdTechZineのを読みたいと思ったのですが、生年月日とか個人情報の登録要求が多すぎるので、あきらめました。
返信削除反転授業の実際には関心があるのですが。学生にはもともと必読文献を読ませて、授業参加というのが本来かと思いますが、必読文献の代わりに動画という感じになるのでは、芸がないかな、と思ったり。
また、授業時間に討議や質問が活発にでるような工夫、討論テーマの設定やその運営については、TAがいて少人数でできれば最高ですが、人数が多いと大変じゃないかな、と思ったりもしています。学生が黙って聞いているだけなら、反転授業の意味はないし、、、。
とはいえ、必読文献を指定しても読んでこない学生は多いので、負荷を減らすということで言えば動画を見てというあたりはよいのか。少なくとも、何も準備なく、基礎知識もなく授業を黙って聞くだけというよりははるかにいいのは明らかでしょうし。それに、討論の組織化についてもしていく中でノウハウもついてくるだろうし、、、。
ごちゃごちゃ言わずに、もっと果敢に取り組んでみるべきなんだろうな。はい、そう思ってはいますので、ぼちぼちと、、、。(少なくとも数回はしてみて実験しようかな)
ゼミなんかは昔から反転授業方式なんですよね.で,今回のオンライン化で挑戦したのは講義科目の反転授業化です.とはいえ話して終わりというような科目を反転授業化してもしょうがないので,演習含みの「プログラミング基礎」と「プロジェクト・マネジメント」を反転授業としました.プログラミング基礎では,さらに突っ込んだ話をしつつ,課題のプログラミングを教室で実施しています(手を動かさせている).プロジェクト・マネジメントも同様で,最初の30分くらいを課題の講評,学生の提出した課題を匿名化して一つ一つ取り上げながら講評し,後半はグループ演習をさせたり,新たな課題に取り組ませたりということをしています.
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