2016年4月1日金曜日

「社会情報学基礎演習(1)A」(中央大学,2016年度前期)

講義の目的と到達目標

社会情報学の基礎基礎を学ぶ.

講義の内容

社会情報学では,「理論形成」とそれを実践できる「情報技術」が重要である.ただし,無味乾燥な技術ではなく,哲学,論理学,歴史,文学,言語学,意味論,数学,心理学,社会学など人文社会科学やリベラルアーツに基づくものであり,なによりも,人間の情報・知識の表現と獲得,情報の分類学を対象とする.

講義計画・資料

  1. オリエンテーション - 社会情報学:学習の基礎
    • 講義の進め方を説明するとともに,本講義が対象とする範囲,全体の流れについて説明する.
  2. チームビルディング
    • グループワークを実施し,チームで作業することの重要性と,効率的な作業方法の確認を行う.
    • 注意:講義資料は演習実施時に提示します
  3. グローバル時代に向けて
    • グローバル人材とは何かを知り,英語学習の重要性について説明する.
    • 注意:講義資料は演習実施時に提示します
  4. 科学的方法論とは(問いの見つけ方・資料の集め方・文献の読み方)
    • 社会的な問題を科学的に解決するとはどういうことかについて,演習を交えて考える.また,CHOISを用いた文献の探し方など,資料の探し方について説明する.
  5. レポート作成の基本
    • レポートを作成するとはどういうことか,レポートを作成する際に注意すべき基本的事項について説明する.
  6. 情報の構造
    • 情報は構造をもつということを理解し,なぜ情報が構造を持つか,その利点などについて理解する.
  7. 構造を持つ情報の作成
    • 構造を意識した情報の作成方法について学ぶ.
  8. 情報システム
    • コンピュータの動作原理を踏まえたうえで,情報システム(コンピュータ)と社会との関わりについて整理する.
  9. 情報システムの具体例
    • グループワークの発表と,それを踏まえた情報システムの共通点に関する議論を行う.
    • 講義資料なし
  10. ソフトウェアの活用
    • 現代の情報システムで主要なパーツを構成するオープンソースソフトウェアとは何か,その概要を解説する.
  11. プレゼンテーションとは(レポート課題の提示と作成手順の説明)
    • これまでの講義を踏まえて,レポートの課題およびレポートで報告すべき作業の手順について説明する.
  12. 発表と討議(1)
    • 各自がまとめた内容を発表し,講義受講者でその内容について議論する.
  13. 発表と討議(2)
    • 各自がまとめた内容を発表し,講義受講者でその内容について議論する.
  14. 発表と討議(3)
    • 各自がまとめた内容を発表し,講義受講者でその内容について議論する.
  15. ラップアップ
    • 全体のまとめを行う.

講義資料アーカイブ

各回の講義資料PDFをZIPで固めたファイルを下記から取得可能.

講義の進め方

座学を中心に講義を進めるが,要所要所で実際に手を動かして確認する演習の時間を用意する.また,教科書の代わりに本ページに用意した講義資料を用いて講義を実施する.

成績評価

期末に作成されたレポートで評価する.ただし,出席状況や授業中に行う課題の達成状況などの結果を加味する.

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