2020年4月3日金曜日

Zoomを使った「簡単」講義ビデオ作成方法

下記の方法で実際に収録した動画がどのようなものになるかは,下記の例をご覧ください.音質の違いに注意.本体内蔵マイクの利用がよいようです.

作成方法

Zoomを起動してログインすると,右のような画面になります.ここで「新規ミーティング」を選びます(左上のオレンジのアイコンをクリック!)
すると自分を写すカメラで動画が撮影されはじめて,右のようなウィンドウが現れます.ここで,下の列にある右から3つめの「レコーディング」をクリックして,動画の記録を始めましょう.ローカル(自分のパソコン)に保存するか,クラウドに保存するかが問われますが,とりあえずは自分のパソコンに保存するオプションを選べばよいのではないかと思います(「クラウドに保存」機能は有償版のみとの指摘あり).
パワポなどの画面共有は,緑のアイコンで操作できます.直感的に操作できるので,すぐに慣れるでしょう.画面共有中は,自分の画面は小さなウィンドウに表示されるようになります.
収録の終了は,記録を止めて,右下の「ミーティングの終了」をクリックすればOKです.終了後,小さなウィンドウが表示され,「いま記録した動画を作ってるよ!」というプログレスバーが出てきます.少し待ちましょう.
できあがった動画は,Zoomフォルダの下に作られるサブフォルダの中に,MP4形式で置かれています.これを素材として,皆さんがお使いのLMSなどにアップロードしてご利用ください.
ちなみに,収録環境はこんな感じです.これにBluetoothでマウスを接続して操作しています.必要に応じてBluetoothのキーボードを接続して使うこともあります.本体のキーボードやタッチパッドを操作すると,不要なノイズの元になってしまので要注意.
収録のTipsに関しては,「オンライン講義・収録のコツ」にまとめておきました.こちらも参考にしてみてください.

2020年4月2日木曜日

PC本体の内蔵マイクを使った動画撮影

Bluetoothヘッドセットを用いて動画を撮影したところ,音声の品質があまりよくないという難点がありました.十分に静かな撮影環境で,Macを使って撮影するのであれば,本体の内蔵マイクを使ったほうがよいというアドバイスを頂き,その条件で動画を作成してみました.どうでしょうか.Bluetoothのものと聴き比べてみてください(こちらのページにあります).今回作成した,内蔵マイクを使用したもののほうがだいぶ良い感じですね.


2020年4月1日水曜日

オンライン講義・収録のコツ

試行錯誤でやってみたときのメモです.オンライン講義収録の参考にしてください.収録にはZoomを,LMSはmanabaを使っています.


オンライン講義の収録手順


準備

「撮影中.立入禁止」
オンライン講義用ビデオの収録は日中の明るい時間が望ましい.以下,準備の際に留意すべき点を挙げる.

  • 研究室のホワイトボードを背景にして,ビデオ撮影環境を整える.ノートPCが撮影専用になってしまうので,Bluetoothで,マウス,(必要があればキーボードやヘッドセット)を接続しておく
  • 途中,通知が入ると気が散るので,「通知オフ(ナイトモード/おやすみモードなど)」にしておく
  • 研究室で撮影するときは,「立入禁止」の掲示を扉に示しておくとよい(右写真参照)
  • Bluetoothヘッドセットのマイクを使うと音声の品質がイマイチなので注意
  • カメラの位置合わせに注意.一般的なノートPCの画面上部に付いているカメラをそのまま使うと,下から見上げるようになってしまう.その結果,見目麗しくない画像になり,視聴者も不快に感じるリスクがあることに注意されたい.具体的には台を使って高さを上げるなどの工夫をするとよい

撮影

撮影は以下の手順で行う.
  1. Zoomを立ち上げ,会議をホストする.といっても参加者は自分だけ……
  2. ヘッドセットの接続状況を確認する.Zoomの起動時に切れるケースがあるので注意のこと
  3. 撮影中に画面共有する資料は,事前に起動して用意しておくこと.また,撮影に使わないアプリは終了させておくことが望ましい.メモリの負荷だけでなく,画面共有しようとしたときにウィンドウを円滑に選べるようになるから
  4. 準備が万全であることを確認したら,Zoomのレコーディングボタンを押す.すぐに喋り始めること
  5. 画面共有はレコーディングの後で落ち着いて行う.画面共有の状況からレコーディングしたいときは,Command + Shift + R (macOSの場合)でできるとのこと
  6. LMSのデータアップロード制限が50MBなので,ビデオは10分前後で区切る必要がある.画面共有で音声のみ配信している状況だとデータ量はさほど増えないが(静止画共有の場合),画面共有ではなくホワイトボードの前で大きな動作をすると短い時間で制限の50MBを超えてしまうので注意すること

撮影後の処理

撮影終了後,Zoomのミーティング(といっても先ほど述べたように参加者は自分だけ)を終了すると,レコーディングされた動画がMP4形式で保存される.保存場所は,デフォルトでは「書類」→「Zoom」以下に新たに作成されたディレクトリ(フォルダ)となる.必要に応じてLMSにアップロードし,ローカルのデータは削除しておこう(ディスクの肥やしとなり不要なので)

留意点

ホワイトボードの利用例
試行錯誤してみて気になったことを挙げる.解決したら順次,解決方法を記録する予定.
  • BluetoothヘッドセットとBluetoothキーボードはしばしば接続が切れてしまうので注意.できれば有線接続がよい.ただし,ヘッドセットは有線だと動作が制限されるのでトレードオフの関係にある.音声の品質は有線に分がある.撮影環境が十分に静かならば,PCのマイクでもよいかも(Macであれば,内蔵マイクを使うと声をきれいに録音できる)
  • ヘッドセットのイヤホン,インナーイヤータイプのイヤホンを両耳に入れてしまうと,自分の声がくぐもってしまって喋りにくいので,片耳は外しておいたほうがよい.片耳タイプのヘッドセット利用がよいかも
  • ホワイトボードは光の反射に注意.また,ホワイトボードマーカーは,インクがドバドバ出るタイプでくっきりはっきり書くこと.ライブ講義より気持ち大きめな文字で書かないと,カメラで拾いきれないので注意
  • ホワイトボードで書いて説明するときは,画面共有をオフにするのを忘れずに.画面共有状態の小さな画面では,ホワイトボードに何が書かれているか判別不明
  • ペンタブ等を用意できるのであれば,それらの利用もよいかも.デジタルのほうが,アナログなホワイトボードの映像データより,データ容量は抑えられるはず
実際に収録したコンテンツがどのようなものになるかは,例1(Bluetooth接続のヘッドセット内蔵マイクで録音したもの)や,例2(Macの内蔵マイクで録音したもの)を見てみてください.

2020年3月31日火曜日

数学を学ぶ意義とは?

中央大学国際情報学部1年生向けの「プログラミングのための数学」第1回講義向けオンラインビデオ化記念として,その一部を公開します.本学ではこんなことを学べます.1年生向けに易しく解説していますが,本格的に学びたい人には大学院という手もあります.数学ってこんなに面白いよ!っていう内容を飯尾が熱く語っておりますw


2020年3月21日土曜日

Google AdSenseの謎

まずは右のスクリーンショットを見ていただきたい.あるウェブサイトをGoogle AdSenseに登録しようとしたときのものだ.下線部は私が引いた.そこには,「通常,審査は数日で終了しますが,2週間ほどかかる場合もあります」と書いたある.

ところが,私,2週間どころか1年4ヶ月も待たされたんよ?「しばらくお待ちください」って,しばらくにも程があるよ!

もう,Googleの広告システムに嫌われちゃって,未来永劫,使わせてもらえないんだなって,諦めていたときに,急に使えるようになったんですよ,ドンッ(机を叩く音)

寝言は寝て言え?

いやいや,証拠を見ていただきたい.右は,2020年3月21日にAdSenseのアクセス状況をチェックしたときのグラフである.左端のアクセス数にはモザイクをかけました.あまりに少なくて恥ずかしいので.すんません.もっとも,AdSenseに登録してみようと考えたのは,社会情報学徒として実際に体験しておかにゃならんよなあ,という理由であって,けしてチャリンチャリンとお小遣いを稼ごうなど……あわわ,ま,それは,あわよくばということであって,まあ,ともあれ,あまりアクセス数に拘っているわけではないのだ.ゲフンゲフン.

話が脱線したが,とにかく問題はグラフである.グラフを描くときに期間を選べるわけで,このグラフは「全期間」を対象にしたものだ.いいですか?「全期間」ですよ.なお,刻みは日単位にしてあります.

つまり,正確な日付はもう忘れてしまったが,どうも「AdSenseに登録してみよう」と考えたのが2018年の10月頃らしいのね,このグラフによれば.だからそこからグラフが始まっているわけ.でもって,ずっと0が続いてるじゃないすか.でもね,このサイト,もう何年の前から「毎日更新」してて,少ない人数だけど毎日アクセスしてくれてる固定客がいて,アクセス数ゼロ,なんてことは絶対にないのだ.ないのです!

で,「あれ?AdSense使えるようになったん?」て気付いたのが2020年2月の中頃.このずっとゼロに張り付いていたグラフの線が,立ち上がって変動を記録し始めたところですね.

ね?この,ずっとゼロに張り付いていた期間は,私が,ずっと待っていた,というかもう忘れてたので待ってなかったけど,形式的には待たされていた期間なのだ.なのです.その期間,実に1年以上.いやー,長かろう?

お分かりだろうか.この件でGoogleに文句をいうつもりはこれっぽっちもないけれど,こういうことがあったよっていうことは皆に知ってもらいたい.そしていま申請しているサイトの審査が,はたしてどのくらいで終わるのか,また1年以上も待たされるのか,興味は尽きない.尽きないったら尽きないのだ.

(ここから翌日に追記)

と思ってたら,OKよーっていう結果がGoogleから届きましたよ?あの1年4ヶ月は,いったい,何だったんだー!?(苦笑)


お知らせ

これまでこのサイトを利用して講義資料を配布してきましたが,2020年度から,講義資料の配布は学内限定のLMSに全て移行します.学外からアクセスして講義資料を参照されていた皆様で,もし講義資料を見たいという方がいらっしゃいましたら,飯尾までご連絡ください.

連絡は,学部事務室を介してでも構いませんし,メールアドレスをご存知のかたはメールで,電話番号をご存知のかたは電話で,その他,Facebook,LINE,Twitter,Slack,LinkedInなど私が参加しているSNSのチャネルを介して,直接連絡くださっても構いません.いかようにも対応いたします.もっとも,アクセス頻度の薄いチャネルもございますので,返事が無いこともあるかもしれません.そのような場合は,適宜,チャネルを変えてご連絡ください(たとえば先に挙げたLinkedInでご連絡くださった方を3ヶ月放置してしまったこともありますが,そもそも3ヶ月に1回くらいの頻度でしかアクセスしてないのだからしょうがない).

「デムパ」が再び注目されているらしい

むかーし昔,ブルーバック無しで電波少年ごっこができる「デムパ」というふざけた名前のアプリをsourceforge.jpで公開してたことがありました.上の写真は,Linux Conference 2002 で発表した予稿集から切り取ったものです.こんな記録しか残ってなかった.写真に映ってる私,若いなー…… って,18年も前の写真ですからね.

ところで,「最近はTV会議用の背景が売れてるらしい」という情報を聞いて,そういや昔,デムパって作って遊んでたなーって思い出したんですよ.で,まだ残ってるかなーと探してみたところ,まだ,しっかり生き残っていました.そしたら何と!最近,アクセス急増してるやないですか!下の写真は昨日の時点でのアクセス情報の様子.TV会議とか,バックグラウンドとか,バーチャル背景とか,そういうキーワードで探して来ているのかなあ?

2020年2月13日木曜日

学生と社会人の文字入力スキルの比較

学生と社会人,それぞれで,キーボードによる入力とスマホの入力効率を比較してみた.横軸は「一文字入力するのにかかった時間(単位㍉秒)」として,ヒストグラムを描いている.すなわち,左に寄っているほうが効率がよいということ.

比較その1

まずコレ.学生によるPCとスマホによる文字入力効率を比較した図.

比較その2

続いてコレ.社会人によるPCとスマホによる文字入力効率を比較した図.圧倒的にスマホの入力が下手くそなことがわかる.

比較その3

さらにコレ.キーボード入力に関する学生と社会人の比較.

比較その4

最後にコレ.社会人によるキーボード入力と学生によるフリック入力の比較.僅差で社会人のキーボード入力が勝ってるようにみえるが,統計的な有意差はなさげ.
なお,どんな実験をしたかとか,詳しくはシェルスクリプトマガジンに連載中の「バーティカルバーの極意:第17回」をご参照ください.

飯尾淳:バーティカルバーの極意,第17回,シェルスクリプトマガジン,Vol.63,2019年10月号


2019年4月1日月曜日

「プログラミングのための数学」(中央大学,2019年度前期)

講義の目的と到達目標

実際のプログラミングにおける実装例を混じえつつ解説するが,授業は講義形式で実施する.本科目では,プログラミングに必要な数学的素養を習得することを到達目標とする.情報基盤を論理的かつ正確に構築できる知識の獲得を目指す.

講義の内容

ソフトウェアやシステムを作成するために論理的な思考は欠かせない.その実現方法のひとつとして数学による表現が求められる.多変量のデータを表現するためには多次元空間に関する知識を欠かすことはできない.そのなかで,モデルを表現する関数の取扱いには解析の知識も求められる.本科目では,担当教員がシンクタンクで実務にあたっていたときに使用していたプログラミングの事例を紹介するなど,具体的なプログラミングを想定しつつ,実装に必要な数学の知識として線形代数,確率統計,微分積分の基礎を学ぶ.また,授業支援システムなどを使用しつつ,双方向型の授業を実施する.

講義計画・資料

  1. 数と演算,物理量と単位(04/10)
    • 定義とはなにか,数学では数と演算をどう扱うのか,物理量とはなにか,単位をうまく使うことで計算を確実にするコツなどについて学ぶ.
    • 講義資料(PDF
  2. 代数(04/17)
    • 数の大小,絶対値,順列と組合せ,代数方程式,数列など,計算の基本について学ぶ.
    • 講義資料(PDF
  3. 4/24は出張のため休講です
  4. 関数(05/08)
    • 関数とは何か,関数のグラフの取扱い,関数と方程式の関係,関数の性質などについて学ぶ.Rの使い方も説明する.
    • 講義資料(PDF
    • 資料21ページの記述に誤りがありました.偶関数の説明において,正しくは「y軸に対して対称」です.すみません.
  5. 微分(05/15)
    • 微分の考え方を説明し,各種の微分公式や,微分して明らかになる関数の性質などについて学ぶ.
    • 講義資料(PDF
  6. 指数・対数(05/22)
    • 指数関数と対数関数について,その性質や扱い方について学ぶ.また,自然科学や社会科学における指数・対数の重要性についても触れる.
    • 講義資料(PDF
  7. 三角関数(05/29)
    • 三角関数について,その性質や扱い方について学ぶ.三角関数に関する各種の公式や,微分等に加え,極座標など関連する話題も説明する.
    • 講義資料(PDF
  8. 積分,微分積分の発展(06/05)
    • 積分について学ぶ.さらには,マクローリン展開,テイラー展開や,偏微分,全微分など,発展的な微積分の話題について学ぶ.
    • 講義資料(PDF
  9. ベクトル(06/12)
    • 線形代数学の基本として,ベクトルの性質について学ぶ.内積,外積,ベクトルの応用などを説明する.
    • 講義資料(PDF
  10. 行列(06/19)
    • ベクトルに続き,線形代数学の基本である行列について学ぶ.行列の演算,行列式,逆行列,対角化などについて説明する.
    • 講義資料(PDF
  11. 論理・集合・記号(06/26)
    • プログラミングでも重要となる基本的な論理学と,集合について学ぶ.また,数学で用いる様々な記号についても再確認する.
    • 講義資料(PDF
  12. 確率(07/03)
    • 確率とは何か.確率論の基本から,連続的確率変数の期待値,分散まで,確率の基礎をひととおり学ぶ.
    • 講義資料(PDF
  13. 統計学(07/10)
    • 統計学の基礎的な概念を学習する.標本とは何か,標本の平均や分散の性質,正規分布,大数の法則や中心極限定理などについて学ぶ.
    • 講義資料(PDF
  14. 期末試験(07/17)

教科書

奈佐原顕郎「大学1年生のための数学入門」講談社,2019.

講義の進め方

座学を中心に講義を進めるが,要所要所で実際に手を動かして確認する演習の時間を用意する.

成績評価

出席状況,試験,小テストなどの状況を勘案して評価する.