2018年4月1日日曜日

「社会情報学基礎演習(1)A」(中央大学,2018年度前期)

講義の目的と到達目標

社会情報学の基礎基礎を学ぶ.

講義の内容

社会情報学では,「理論形成」とそれを実践できる「情報技術」が重要である.ただし,無味乾燥な技術ではなく,哲学,論理学,歴史,文学,言語学,意味論,数学,心理学,社会学など人文社会科学やリベラルアーツに基づくものであり,なによりも,人間の情報・知識の表現と獲得,情報の分類学を対象とする.

講義計画・資料

  1. オリエンテーション - 社会情報学:学習の基礎(4/11)
    • 講義の進め方を説明するとともに,本講義が対象とする範囲,全体の流れについて説明する.
  2. チームビルディング(4/18)
    • グループワークを実施し,チームで作業することの重要性と,効率的な作業方法の確認を行う.
  3. 図書館情報検索講習会(4/25)
    • 図書館で活用できるデータベース検索の演習を実施する(図書館で実施).
  4. グローバル時代に向けて(5/9)
    • グローバル人材とは何かを知り,英語学習の重要性について説明する.
  5. 科学的方法論とは(問いの見つけ方・資料の集め方・文献の読み方)(5/16)
    • 社会的な問題を科学的に解決するとはどういうことかについて,演習を交えて考える.
  6. レポート作成の基本(5/23)
    • レポートを作成するとはどういうことか,レポートを作成する際に注意すべき基本的事項について説明する.
  7. 情報の構造(5/30)
    • 情報は構造をもつということを理解し,なぜ情報が構造を持つか,その利点などについて理解する.
  8. 構造を持つ情報の作成(アナログ編)(6/6)
    • マインドマップを使って,構造を意識した情報を作成する方法について学ぶ.
  9. 構造を持つ情報の作成(デジタル編)(6/13)
    • デジタルツールを使って,構造を意識した情報を作成する方法について学ぶ.
  10. 論文の構成(6/20)
    • 「論文」とはどのようなものか.どのようなことに気をつけて作成するべきかについて学ぶ(輪読).
  11. 情報システムの基礎(6/27)
    • 社会問題を情報技術でどのように解決しているか,社会情報学側面から検討,考察する.
  12. プレゼンテーションとは(グループ課題の提示と報告資料を作成する手順の説明)(7/4)
    • これまでの講義を踏まえて,グループ課題およびグループ検討で報告すべき作業の手順について説明する.
  13. グループによる検討(1)(7/11)
    • 各グループが定めた諸問題に対し,それを解決する方法や技術を調査し,グループでまとめる.
  14. グループによる検討(2)(7/18)
    • 各グループが定めた諸問題に対し,それを解決する方法や技術を調査し,グループでまとめる(作業の続き).
  15. 発表と討議(7/25)
    • 各グループがまとめた内容を発表し,講義受講者でその内容について議論する.

講義資料アーカイブ

各回の講義資料PDFをZIPで固めたファイルを下記から取得可能.

講義の進め方

座学を中心に講義を進めるが,要所要所で実際に手を動かして確認する演習の時間を用意する.また,教科書の代わりに本ページに用意した講義資料を用いて講義を実施する.

成績評価

期末に作成されたレポートで評価する.ただし,出席状況や授業中に行う課題の達成状況などの結果を加味する.

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